決勝戦の相手は、一部所属の資環研。
産総研の東(機械研)と西(資環研)でつくば最強をかけて戦うこととなった。
天候は曇り、寒波の影響もあり先週より寒くなってきた。
会場は前回同様「聖地セキショウグランド」。
今回はいつにも増して人数が集まり、20人もの選手に参加頂いた。
また決勝戦の応援の呼び掛けにより諸先輩方が観戦に訪れ、ムードでは機械研が優位に立っていると感じた。
機械研の歴史に名を刻むべく決勝戦のキックオフ。
立ち上がりは資環研ペースで試合が進む。
右サイド13番の突破からあわや先制点を奪われるかというところを、GK反町選手がナイスセーブ。
さらに資環研は右サイドに流れた13番を中心に攻め込む。
右サイドで与えてしまったFKに対して機械研DFがクリアするも、こぼれ球を8番にダイレクトボレーで合わされ左隅に叩き込まれる。
0-1で資環研が先制点を取る。
機械研は気を取り直してゲームを開始する。しばし一進一退の攻防が続く。
廣瀬選手の右サイドから絶妙なクロス(本人談)を入れるも、ロン選手には合わず。
資環研は桑原レポート通りの右サイドから左サイドへのサイドチェンジにより、
スペースにボールを入れて、サイドハーフを走らせて一対一の状況を作り攻撃を仕掛ける。
左サイドからのFKは谷水選手がクリア。
成田選手から中央の櫛田選手にパスするも合わず。
そして資環研の攻撃。
ファウル受けた後の資環研の速いリスタートから、11番がDFの裏を取り足元にボールをピタッと止める
。GK反町選手がシュートに触るも惜しくもクリアならず追加点を奪われる。
これで0-2。二点ビハインドとなった。
しかし機械研も反撃。
左サイドの櫛田選手から中央右サイド辺りから走り込んでいた稲葉選手へ繋がり、
ペナルティエリア外からパスをダイレクトで撃つ。それが右隅に決まりゴール。
1-2と追い上げる。
右サイドから資環研13番、11番が仕掛けるが、機械研のDF陣は落ち着いて対応する。
波潟選手から竹中選手へスルーパスが出るもオフサイド、など攻守が頻繁に入れ替わる。
1-2の追い上げムードで前半が終了した。
「前半の終わりごろには相手の足が止まっていた(柏木選手談)」ため、後半に全てをかける。
機械研は後半メンバーが変わり、疲れが見える相手に攻勢を仕掛ける。
後半開始早々は資環研もハーフタイムの休憩で元気があり、後半早々シュートを浴びる。
しかし相手の攻撃はほぼこれだけで、以降はほぼ一方的な展開で機械研が押しまくる。
稲葉選手のサイドからのセンタリングを受けて振り向きざまシュート。
桑原選手からのパスにより波潟選手がラインを抜けかけたが、ボールに足が引っかかり抜け出せず。
後ろから上がってきた高瀬選手にパスが渡りシュート。
櫛田選手のスルーパスはオフサイドトラップに引っかかるがペースは完全に機械研。
稲葉選手がシュートしたボールをDFがクリアし、そのボールを高瀬選手が撃ちにくい態勢から左足でシュート。
ゴールは決まらないものの、相手陣内で試合を進め優位に立つ。そして決定機が生まれる。
スルーパスを受けた櫛田選手が抜けだし、相手DFと一対一になる。
またぎフェイントから完全に抜け出しキーパーのみとなるはずが、相手14番がボールに行かず完全に体をぶち当ててきた。
後半年齢層の上がったベンチから一斉抗議。
14番は一発退場し、機械研は数的有利に立った。フリーキックは壁に当たりはね返されるも時間は十分にある。
そしてまたも絶好の機会が生まれる。
小川選手から右サイドの稲葉選手へ、稲葉選手がセンタリング、逆サイドのポスト付近まで走ってきた成田選手に合い、ダイレクトでシュート。
これをふかしてしまい、ゴールポストを大きく越えてしまった。
余裕が無くなった資環研はラフプレーが続く。成田選手が後ろからファールを受ける。
成田選手の怒りのフリーキックは右に外れる。
相手が大分引いてゴール前を守っており、混戦状態。桑原選手からのセンタリングから櫛田選手がシュートするもキーパー正面。
桜庭選手のセンタリングから成田選手がヘッド、稲葉選手がさらに追いかけるもキーパーチャージを取られる。
稲葉選手の遠目からのシュート。
苛立つ相手は審判の見えないところで小突いてくる。
CK時のポジション争いにて13番に小突き返した根岸選手はイエローカードをもらってしまった。
波潟選手から成田選手へのスルーパスも長くなり、キーパーがキャッチ。
カスっていないのにも関わらず、キーパーは痛がる素振りをして時間稼ぎに入る。
右サイドから成田選手の豪快なシュート、威力はあったがキーパーの真正面であったためパンチングにより弾かれる。
そして時間が無くなりラストチャンスを迎える。
成田選手がコーナーから左足でダイレクトにゴールを狙うも、直接ラインを割ってしまった。
後半は機械研が一方的に攻め続けるも、あと一点が遠く無念のタイムアップ。
1-2で惜敗し準優勝となった。
つくば制覇はならなかったが、実力的には一部上位と対等以上に渡り合えることが証明できたので、
来季は是非リーグ、カップの二冠を狙っていこうではないか!
特に、相手の退場した選手(チーム代表者)が、「来年、会いましょう」と声をかけてきた。
「いい試合でした」とのお互いのエール交換もあり、
1年後のここセキショウでの雪辱を果たすことを強く思い描いた。
また諸先輩方(安藤さん、高木さん、谷川さん)からダブルヘッダー(飲み会)に向けてご寄付を頂きました。
ありがとうございました。
直近の試合は、産総研カップ。
つくばカップの決勝が産総研同士だったこともあり、「産総研を制する者はつくばを制する」的にまた盛り上がっていきたいところ。
マン・オブ・ザ・マッチ 稲葉選手
今試合1得点、前線のターゲットマンとしてもチームに貢献した。
またカップ戦にて力を発揮し、2回戦から決勝戦まで4試合連続ゴールも加算ポイント。
MIP 後半のベンチ一同
年齢層が急激に高くなる後半のベンチ(今回は含む応援)はいつもよりガヤが多く、かつ騒がしい。
櫛田選手の一対一には、相手DFたまらずファウル、ベンチは黙らず猛抗議、主審は耐え切れず相手DFにレッドカード。
結果:1-2 (負け)
【結果】
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1-2 |
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機技研 | 1 |
( | |
) | 2 | 資環研 |
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0-0 |
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★得点者★ | ||
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時間 | 得点者 | アシスト |
後半 | 稲葉 | 櫛田 |