対戦相手の長峰FCは、小学校時にナショナルトレセンに選抜された経験のある選手など、
大幅に選手層を入れ替えて、調子が上がっているチームであり、
今期も1敗だけと成績は上位である。
機械研は勝って上位陣を引きづりおろしたいところである。
相手は、とても若く見える。
ほとんどが20代であろう。
しかもでかい。ラグビー選手が何人かいるかの感じであって、
かなり気合をいれてプレッシャーをかけないとやられる匂いがしていた。
先制点は、相手の裏へのボールに走りこんだ相手に対して、
うまく桑原選手が追いついたのだが、
タックルに相手はびくともせず、逆に跳ね飛ばされてしまった。
いったんは、反町選手がうまくはじいたが、別の相手に詰められて0-1となった。
ところが、体力的に劣ると思えた機械研は、逆にスイッチが入り、全員が高い集中力で試合運びをしてくれた。
相手の裏への対応、空中戦も落としたセカンドボールに対して抜群の対応があり、
攻めも掛川選手、谷水選手らDF陣からのロングフィード、MFからのショートパスなど、
徐々に機械研ペースに試合を運ぶことができた。
中尾選手が味方のパスをうまく受けて前を向き、中央に上がった波潟選手に絶妙なロングフィード。
これをうまく処理し、DFを右にかわしてシュート。
アトレチコマドリーばりの見事なカウンターを決めた。
1-1の同点。
さらに、海野選手が相手の横パスを狙ってボールを奪取し、そんままドリブル。
右サイドから左隅へ見事に決め、前半のうちに逆転に成功した。(2-1)。
後半になって、試合は熾烈さを増した。
相手も必死でくらいついてきた。
何度かの得点チャンスに決めきれず、
相手のドリブルも複数人で対応して五分五分の状態が続いた。
試合中に相手がこう言っていた。
「死ぬ気でやるんだ。ぜったいに勝つぞ!!」
残り10分となって、稲葉選手がつってしまい退場。
投入した廣瀬選手がすぐに肉離れとなりダウン。
櫻庭選手が足をつってしまい退場。
試合に出る気のなかった三宅選手を緊急投入。
もう交代はない状態で、足の違和感が谷水選手、桑原選手などを襲う・・・。
そのような中で、相手の突破がありシュートされる。
キーパー反町選手を抜けたゴロのシュートを、谷水選手が見事にカバー・・・・したかに見えたが、
空振りをしてしまい、そのままゴールとなった。 2-2。
その後も一進一退の好ゲームが続き、何度かのピンチもDF陣の頑張りによりギリギリ防げた。
反町選手の見事な取り出しとキャッチング。
桑原選手、中尾選手が相手との1対1で絶体絶命を乗り切る。
三宅選手も最終ラインで相手をなめたフェイント。
最後には、谷水選手がバックドロップで相手を止めた。
(イエローカードが出なかったことで相手は激高。
見事に冷静さを欠落させる作戦に成功した。)
結果的に、2-2の引き分けでゲームセットとなった。
振り返ってみて、ここ数年で一番集中した試合だったと思える。
その集中力があったので、若くて強いチームと互角以上に戦えたと思える。
相手が必死になっていたのが印象的で、
それに負けないように、必死で、これほど情熱的な精度の高い試合ができるとは・・・。
機械研のポテンシャルに正直驚いている。
次回が、最終戦。
今回のような試合をしていきたい。
マン・オブ・ザ・マッチ(全員)
結果:2-2(引き分け)
(文責:廣瀬監督)
【結果】
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2-1 | |
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機技研 | 2 |
( | |
) | 2 | 長峰FC |
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0-1 | |
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前半(フォーメーション) 4-4-2
竹中(一) 稲葉
中尾 櫻庭 波潟 海野
高瀬 谷水 掛川 桑原
反町
後半(フォーメーション) 4-4-2
竹中(一)/Long 稲葉/廣瀬
柏木 櫻庭/掛川
波潟 高瀬
中尾 谷水 掛川/三宅 桑原
反町
★得点者★ | ||
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時間 | 得点者 | アシスト |
前半 | 波潟 | 中尾 |
前半 | 海野 | - |