スタートの布陣は下の図を参照してもらう。先週に引き続き、廣瀬選手のワントップ、スベン選手、佐藤庄選手のダブルボランチで 中盤を厚くして、カウンターからの得点を狙う作戦である。 前半開始後しばらくは一進一退の展開で、両チームとも決定的なチャンスを作り出すには至らなかったが、 時間の経過と共に、相手陣内に攻め込む時間が多くなり、機技研の攻撃が冴えてくる。 そんな中、先制点を奪ったのは、当然我がチーム。前半25分、スベン選手のシュートがゴールポストに当たりながらも ゴールネットを揺らし待望の先制点をゲットする。 その後、相手も攻めにかかるが、DF陣の粘り強い守備で得点を許さない。 こちらもカウンターで攻め込むが、中々ゴールを割ることができなかったが、前半終了直前、 廣瀬選手がペナルティーエリア以内で倒されてPKを得る。これを廣瀬選手が冷静にゴール中央に決め効果的な追加点をゲット。 このまま前半を2点リードで終えることができた。
前半は良いリズムで試合を進めることができたので、後半もこのペースを保っていけるよう守備意識を確認し試合に臨んだ。
後半も、我がチームの攻勢で試合が進んでいく。相手DF陣に疲れが見え始め、
前線でボールを持った選手がフリーでプレーできる機会が多くなってきた。
一方、我々のDF陣も疲れが出始め、攻め込まれる場面が増えてきたが、DF陣の踏ん張りと、GKの運の良い好セーブで何とか失点を防いでいた。
一進一退の攻防が続く中、次に点を取ったのも、何と我がチーム。後半20分、一本のパスから板倉選手が抜け出し、キーパーと1対1に。
そこを冷静に左足で決めて、3点目をゲット。
このまま相手も諦め、楽勝かと思ったのも束の間、相手の怒涛の攻撃が始まった。地獄の15分間であった。
まずは、再開してまもなく、DF裏へパスを出された。
それをカットに出たGKと相手FWが競り合い、GKのミスで相手FWにボールを取られて、そのまま無人のゴールへ蹴り込まれてしまう。
1点を返して、俄然相手の士気が高まり、攻撃の勢いが増してきた。必死に絶えるDF陣。行き詰る攻防が繰り広げられた。
しかしながら、健闘空しく、相手に追加点を奪われてしまう。サイドから崩され、幾度かシュートを防いだが、
徐々に守備がずれてきて、最後にシュートされるとGKが体に当てるもサイドポストに当たり、ボールはゴール側に吸い込まれていった。
これで1点差。残り時間は5分程度。何とかリードを守りきれるかどうか、微妙なところである。
相手の攻めは激しさを増してくる。GKが飛び出し危ない場面もあったが、DF陣が体を張った守備で相手に得点を許さない。
何とかこのまま耐え切り、今期初勝利、いやリーグ戦に限って言えば約2年ぶりの勝利を挙げることができた。
最後はどうなることかと思ったが、試合が終わってみれば、3得点。それなりの得点を挙げている。 しかしながら、守備の乱れが気にかかる。 特に後半は疲れもあってラインがズルズルと下がってしまい、中盤にポッカリとスペースができてしまう。 裏を取られることを恐れず、ラインを高く維持し、相手にスペールを与えないようにすることが重要であろう。 これにはDF裏のスペースに対するGKの守備も重要となることから、GKとDF陣の連携も必要になってくる。 お互いに声を出し、連携を取りながら調整していくしかないだろう。 また、サイドにボールが振られると、どうしてもDF全体がボールサイドに偏って、逆のサイドにフリーの選手を作ってしまう。 これも、前回からの課題であり、何とかしなければなるまい。 しかし、実際に体を動かすとなるとそう簡単にはいかず、大変に難しい問題である。 (文責:三宅選手)
【結果とポジション】
2-0 | ||||||
機械研 |
3 |
( | |
) | 2 |
RDF |
1-2 |
★得点者★ | ||
---|---|---|
時間 | 得点者 | アシスト |
前半 | スベン | - |
前半 |
廣瀬 |
PK |
後半 |
板倉 |
- |
前半 | | | 後半 |
||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
● 廣瀬 |
FW | ● 廣瀬 |
||||||||||||
●
板倉
|
●
ボバ
|
●
栗田
|
MF |
●
板倉
|
●
ボバ
|
●
栗田
|
||||||||
●
スベン
|
●
佐藤庄 |
●
スベン |
●
佐藤庄
|
|||||||||||
● 高木 |
● ミシェル |
● 森川 |
● 三島 |
DF | ● 高木 |
● ミシェル |
● 森川 |
|
●
三島/寺田
|
|||||
● 三宅 |
GK | ● 三宅 |
<戦評その1>
RDF戦で挙げた初勝利に気をよくした機械研は、勝利累積キャンペーンと称して6月の試合に臨むことにした。それが、キャンペーン第1戦でつまずくことに なろうとは...。機械研は立ち上がりからリズムが悪かった。特にDFとボランチの連携がうまくいかず、マークが外れたり、逆に選手がかぶったりすることがしばしば だった。技短はそのDFラインの乱れをついて裏を狙ってきてはいたが、それほどスピードがあるわけでもなかったので、どうにかフィニッシュまでは持ってい かれずに済んでいた。しかし、技短はプレーが汚い。ウェアは引っ張る、足は引っ掛ける、自分からファールを仕掛けておきながら、転ぶとこっちに突っかか る。ファールされてんのはこっちだぞ、この野郎!そのうち機械研も、バランスが悪いながらもどうにか持ち直して形勢を盛り返し、右サイドから三島選手が シュートを放つ。しかし、これはポストに嫌われ先取点ならず。そのあとも栗田選手がミドルシュートを放つなど、やや優勢のうちに前半終了。しかし、蒸し暑 さのために、体力をかなり消耗していた。
後半になると、疲れのせいか、相手のプレーもますますラフになり、それに対してこちらもカリカリし始め、試合は次第に荒れ模様となる。そんな中、機
械研陣内中盤右サイドのFKから相手に持ち込まれ、DF2、3人がついたもののボールを奪えず、ついには飛び出したGKの頭越しにループシュートを決めら
れてしまう。その後は、板倉選手のヘディングシュートがクロスバーに阻まれるなど、ツキにも見放され、時間だけが過ぎていく。とにかく点を取りに行くしか
ない機械研は、相手陣内中央でFKを得ると、GKとDF2人を残して全員が上がった。だが、これが裏目に出た。逆にカウンターを受けて1対1とされ、追加
点を奪われてしまう。さらに終了直前には、やはりカウンターから1対1とされてあわや3点目というピンチが訪れる。だが、これはCBのかわらやがゴール直
前で追いついてクリアし、失点を免れた(「0-2も0-3も変わらないよ」N嶋選手談)。結局そのままタイムアップ。0-2で技短に敗れ、戦績は1勝2敗
2分となっ
た。
すでに昨季からの課題ではあるのだが、全体のバランスの悪さが根本的な敗因であるように思う。それは攻撃とか守備とかいった限定的なことではなく、
チームとしてどのように戦うかが定まっていないということでもある。全体の意思統一とか戦略イメージの共有などという以前に、すでに個人レベルでどうして
いいのか分からないというのが現状ではないだろうか。そのため、結局林選手や廣瀬選手など、特定の選手にボールを預けてあとは彼らの個人技に頼りっきりと
いうことになりがちである。1回預けるにしても、そこからワンターンでパスを出せるところへすぐに走り込むとか、1回はたいて戻してもらってから再び渡す
など、回りの動きにちょっとした
工夫があれば、相手のマークも外しやすくなるはずだし、得点チャンスも増えるはずである。今の練習状況では難しい面があることも事実だが、もっと試合を楽
しめるようにするには、1人1人の自覚と工夫が必要なのではなかろうか。(文責: かわらや)
<戦評その2>
前戦、今季初勝利を上げ、勢いを取り戻した我がチームは、栗田選手の”6月は「勝利累積キャンペーン」となります”のメールにもあるとおり 3連勝を目指して試合に臨んだ。 どんよりした空模様、小雨もぱらつく中、試合があるのかどうか分からない状況である。 そんな中、宿舎の草刈は実施されひとしきり汗をかいた私は、試合は無いのだろうとメールをチェックしたが、何も入っていない。 廣瀬選手に確認したところ、関西方面は晴れている模様。何と、試合の有無の確認は取れていないのであった。 グラウンドまでチェックに来ると、あろうことか試合は行われているではないか。出鼻をくじかれた感のある機技研、試合が心配である。 人の集まりに関しては相変わらずで、この日も直前まで人の集まりが心配されたが、何とか12人集まり試合のできる体制は整った。 しかしながら、腰を痛めている林選手、二日酔い&寝不足ぎみの谷川選手など、満身創痍の面々である。 今日の試合は厳しくなる予感が...。
スタートの布陣は下の図を参照してもらう。ここのところ定番となりつつあるワントップでカウンターからの得点を狙う布陣である。 一進一退の攻防で、両者決め手の無いまま試合が進んでいく。 相手の荒いプレーに少々ご立腹の面々であったが、何とかジェントルに試合に臨んでいた。相手に決定的な場面を作られるも、相手のミスや DF陣の粘りとGKの好守で何とか無失点で切り抜け、前半。
後半は何とか巻き返しを図ろうと、気合を入れて試合に臨んだ。 後半ますます相手のプレーが荒くなる。 危険なプレーで林選手が倒され、相手と睨み合いになったり、三島選手の目に相手の肘が入り、途中ゲームを離れるなど、 普段はジェントルな我がチームも熱くなっていった。そんな中、ついにDFのスキを突かれ先取点を奪われてしまう。 何とか同点に追いつこうとしても、中々好機が作り出せず、相手の荒いプレーもあり、徐々に冷静さを欠いてしまった。 FKやCKから、板倉選手の頭にあわせ、ボールがゴールポストを叩く惜しい場面もあったが、得点が奪えない。 相手も我が陣に攻め込み、惜しい場面を作るも、GKの攻守で何とか失点を防いでいる。 しかしながら、試合終了間際、何とか同点に追いつこうと前ががりになっていたところを突かれ、カウンターから追加点を奪われてしまう。 これで万事休す。このまま、試合は終了となった。
冷静に戦わなくてはならない試合で、熱くなってしまった。これは良くない。大きな反省点である。もう少し冷静に戦っていれば 何とかなったのかも知れない。しかしながら、個々の技術では相手が一枚上であった。 守備に関しては、相変わらずな感じで、何とかしなければと思うが、中々難しい問題である。実際自分でやっていても混乱するばかりで、 ちっとも上手くいかない。どうしてもボールばかりを見てしまい、マークする選手をはずしてしまう。う〜む、ムズカシイ。 (文責:三宅選手)
【結果とポジション】
0-0 | ||||||
機械研 |
0 |
( | |
) | 2 |
技短 |
0-2 |
前半 | | | 後半 |
||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
● 板倉 |
FW | ● 板倉 |
||||||||||||
●
ボバ
|
●
林
|
●
三島
|
MF |
●
ボバ
|
●
林
|
●
三島/寺田
|
||||||||
●
ミシェル
|
●
中嶋 |
●
ミシェル |
●
中嶋
|
|||||||||||
● 高木 |
● 沢田 |
● 三宅 |
● 栗田 |
DF | ● 高木 |
● 沢田 |
● 三宅 |
|
●
栗田
|
|||||
● 谷川 |
GK | ● 谷川 |
【オーバーヘッドキック】
えっと、唐突ですが、つくばエクスプレスの車両って、バルタン星人に似てませんか?