今日の相手は、我々がほとんど一方的に攻め込まれたアニマルを一方的に攻め立てていた萬有製薬。しかもこちらは、高木、谷川両選手がケガを押して出
場し、どうにか頭数を揃えるという状況。苦戦が予想されたのは当然だった。
前半は、押されてはいたものの、何とか要所を締めて失点を防ぎ、時には逆襲に出て、いい形の攻めができることもあった。そんな中、中盤にぽっかり空 いたスペースで相手選手がフリーでパスを受け、それをそのままミドルシュート。GK谷川選手のダイビングもおよばず、シュートはゴール左下隅に決まった。 それまでは割合しっかりついていたマークがフッと外れ、パスが渡ったあとも誰もチェックに行かなかった(行けなかった?)空白の数秒間に起きた出来事だっ た。だが、そこで気を取り直し、機を見て反撃に出るなど、得点には結びつかなかったものの、後半に期待を持たせつつ0-1で前半終了。
後半になると、風下に立ったこともあって、相手の波状攻撃を受ける。まずは、左サイドを上がってきた相手FWから中央にパスを送られ、そこから追加 点を許す。さらにその後まもなく1点を失い、このあたりで機械研は完全に集中を切らしてしまう。守備はザルと化し、攻めは単発。ほとんど同じパターンでや られ放題のうちに、0-6で敗れた。
選手一人一人の技術・体力の向上がほとんど望めない以上、組織力で何とかするしか手はないのだが、「メンバーが固定しないしねえ(谷川キャプテン 談)」という状況で、何か方法はあるのだろうか。(文責:かわらや)
【結果】
0-1 | ||||||
機械研 | 0 |
( | |
) | 6 |
萬有製薬 |
0-5 |
【ポジション】
前半 | | | 後半 |
||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
● 山口 |
● 栗田 |
FW | ● 山口 |
●
栗田/安藤 |
||||||||||
● Vova |
● 森川 |
MF | ● Vova |
● 森川 |
||||||||||
● Sven |
●
廣瀬
|
● Sven |
●
廣瀬
|
|||||||||||
● 三宅 |
● Michel |
● 三島 |
● 高木/沢田 |
DF | ● 沢田 |
● Michel |
● 三宅 |
● Zhang |
||||||
● 谷川 |
GK | ● 谷川 |
【オーバーヘッドキック】
この日、かわらやは初めて主審を務めた。とはいっても学園リーグではなく、午前中に行われたつくば市低学年サッカー大会という小学生の大会である。陰険
姑息なかわらやは、イエローを出す機会をうかがっていたりしたのだが、小学4年生のプレーはフェアで、ファウルすらなかった。何といっても、審判に異
議を唱えたりしないのがいい。
それはさておき、主審も不慣れなうちは、目の前のボールとプレーを追うのが精一杯で、とても全体の状況を見てジャッジを行うことなどできない。かわらや
はすべて線審に頼ることに決め、谷川選手の審判講習会報告にもあったように、自分とボールと線審がなるべく一直線上になるよう位置取りして常に線審を視界
に入れ、スローインもオフサイドもすべて線審のジャッジに従ったのだった(どっちが主審なんだか...)。
そういうこともあって、あらためて線審の役割と責任を認識し、それなりの自覚を持って第4試合のデルソール対ガンナーズ戦の審判に臨んだのだが、スピー
ドと荒っぽさと素直さが小学生とは全然違うわけで、こんな試合を丸く収めるためには、正確なジャッジよりも許されるジャッジを目指すべきなのかなあと思っ
た。
「許されるジャッジ」というのは、ミスジャッジであっても「まあ、しゃーないか」で済ましてもらえそうなもので、例えば、ワンタッチを見逃してし
まうというのがこれに当たる。たぶん、曖昧なジャッジというのがもっとも許してもらえなさそうなので、とりあえずミスしても許してもらえそうなものであれ
ば、正確さを追求することは諦めて開き直り、たとえ間違いであってもビシッと即座に判定を出してしまった方がよさそうに思うのだが、どうだろうか。