瓦版

(News Letter of MEL Soccer Club)

[やったー点目のゴー ル]

2004 6/8 聖火リレー号

7代目かわらや発行

積水化学に完敗

−リーグ4連敗−

2004 6/5 学園リーグ2部: 積水化学戦

去る6月5日(土)入梅前の最後の晴れ間にリーグ5試合目、対積水化学戦が行われた。 積水化学といえば以前中心選手であった、谷川選手の友人の田中選手にカップ戦では 助っ人に来てもらうなど、親交のあったチームである。後発の積水化学に対して、 我がチームは常に上位リーグにいたが、その立場は昨シーズン逆転した。 2部に落ちた機技研FCに対し、積水は入れ違いで1部に上がったのである。 積水も1年で2部に戻り、再び立場は近づいたかと言うと、 そんなことは全然無くて、実力差は一層開いていた、というのが試合の”まとめ”である。

ま、それでは見も蓋も無いので経過報告を。 試合は積水の攻勢から始まる。 2列目からサイドに展開して、センタリングという意図のある攻撃であり、 前線の選手もかなり速いのでいきなりの失点の予感さえ漂う。 こういう攻め方のチームに対しては中盤のボールの出所にプレスがかからないと苦しい。 しかし相手に絶対的ストライカーがいなかったのが幸いし無失点にしのぐと、 前半中頃から高い位置でのボール奪取が出来るようになってきた。 機技研の攻撃は全く形になっていなかったが、相手GKのクリアミスにより 栗田選手が決定機を得るなど前半の後半は”もしかしたら”というムードも産まれてきた。

しかしその甘い期待は後半に入ると一変する。 再び中盤でプレスがかからなくなり、(原因か結果かはわからないが) それに合わせてDFラインも下がりっぱなしとなり、 自陣Pエリアからハーフラインまでの間に相手に自由にプレーされるようになってしまう。 サイドから崩しを狙う攻め方は変らないのだが、 上の理由から相手は良い体勢でプレーできるようになり、 DFライン外側からでもシュートを狙って来始めたのである。

後半5分には相手シュートがDFの足に当たってコースが変りGKの逆をついて得点を許してしまう。 同10分には栗田選手が相手GKと競り合ってこぼれたボールを 交代出場後ファーストタッチの高木選手が押し込み同点とする執念を見せるが、 15分には再び遠目から打たれたシュートを相手FWがアウトサイドでコースを変え、 ゴールに流し込まれてしまう。

この後機技研は寺田選手、さらに負傷が完治していないものの、 チームの危機に見ていて我慢できなくなった廣瀬選手を投入し反転攻勢を試みる。 しかし中盤でボールを落ち着かすことが出来ず、組織的な攻撃には至らない。 後半30分にはDFのミスから1対1になってしまい、 飛び出さざるを得なくなったGKの頭の上をループシュートで決められてしまい、the End。 結局1対3で終わり4連敗となった。

分析:
 4連敗のうち一方的にやられたガンナーズ戦を除けば、前半はいずれもリードまたは同点だったのである。 後半に弱いのは年齢からくる体力の衰えが大きいが、別の原因もあるかもしれない。 ハーフタイムに戦術の修正ないし確認ができていないのではないだろうか? 林戦術担当大臣がいないときは後ろから全体を見ている中嶋選手にお願いしたいところだが、 中嶋選手の指示は自身の体力レベルに基準をおいている場合もあり、他の選手は実施不可能の時もある。
 ここはひとつ体力の無い者の気持ちも理解できる谷川キャプテンにお願いしよう。 何といってもここ2試合は主力選手の負傷のため三島副キャプテンがポジションを考えたが、 慣れない(というか12年振りの)役目と自分のプレーに一杯一杯で、指示を出すにいたっていない。 反省点である。もうちょっと細かい分析は以下の様かな?

1点目:
 やはり自由に打たせてはいけません。DFラインの前、ディフェンシブMFでもう少しプレスをかけないと。これは中央のMFだけでな く、サイドのMFも連携してやらないと。
2点目:
 DF(三島)が一応相手FWをマークしていたのですが、ボールウォッチャーになってしまい、密着していなかったミスです。
3点目:
 これは反撃を試みてラインを上げてのことですから仕方ありません。
攻撃:
 フォーメーション練習をしていないのですから、形が無いのは当然ですが、やはりもう少し”ため”が作れないと、、、。主力選手不在の ための苦肉のフォーメーションですが、素早くボールをさばけた時は実は結構チャンスを作れていました。キープしてのプレーと素早いさばきを両方使い分けら れれば良いのですが、やはり後者だけでは1試合持ちませし、緩急を付けないと”急”の有効性も落ちます。
林選手ほどのキープ力を望めないとすれば、やはり周りのフォローが大事です。一旦フォローしてボールを貰い、もう1回預けて飛び出す、などの工夫が欲しい ところです。

(文責: 三島副キャプテン)

【結果】




0-0


機械研
(
)
積水化学



1-3


★得点者★
時間 得点者 アシスト
後半 高木

前半 | 後半

崎山


栗田
FW
崎山/高木


栗田/廣瀬

スベン

ボバ

森川
MF
スベン

ボバ

森川

三宅

三宅

沢田
 
ミシェル
 
中嶋
 
三島
DF
沢田
 
ミシェル
 
中嶋
 
三島/寺田

谷川
GK
谷川

【オーバーヘッドキック】
 この試合のハーフタイム、後半の守備陣形をめぐって谷川キャプテンと中嶋選手の間で激しい議論が交わされた。中嶋選手をスイーパーの位置に配して、三宅 選手をDFラインにまで下げることを提案した谷川キャプテンに対して、中嶋選手はDFラインを上げて相手の中盤を抑えることを主張した。(と思うのだが記 憶が定かでない。谷川さん、中嶋さん、違っていたら訂正してください。)
 もともと100点満点の答えが存在するようなものでもなく、どちらの主張もそれぞれ説得力を持つのだが、このときかわらやは「チームにおける約束事の不 在」というものを感じていた。つまり、相手からボールを奪ったとき、その選手は次にどうするのか、誰かに一度ボールを預けるとしたらそれは誰なのか、周り の選手はどう動くのか、また、逆にボールを奪われたときには、どのような守備を敷くのか、そのための指示を出すのは誰なのか、といったようなことである。 もちろん、約束事を決めたところで、相手の都合もあることだから、その通りにうまく行くというわけではない。だが、それは組織プレーの基本であり、それが なかったために、守備も攻撃も必要以上にもたついていたような気がする。
  三島副キャプテンはフォーメーション練習の不足を指摘していたが、かわらやも同感である。もっとも、昼の練習に比べて、試合への集まりが極端に悪い現状を 考えると、フォーメーション練習の効果に疑問を持つ人もいるだろう。だが、戦術に対する共通認識を持つというだけでも、意味はあるのではないだろうか。


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