梅雨の晴れ間の真昼間、蒸し暑い中で試合は行われた。攻撃はホセさんと前田氏のコンビネーションがよく、これに宇佐美氏が絡んで攻撃のパターンができた。得点は前田氏からの絶妙なスルーパスをホセさんが個人技で持ち込みゴール。守備面では、中嶋氏が口撃とともに絶好調。萎縮しがちな是永氏、三島氏のサイドをどやしつつ、見事なカバーリングを披露。これまで課題となっていた前線へのフィードもばっちり(廣瀬談)決まり、文句なしの活躍。キーパーの三宅氏もファインセーブを連発し、前半は1対0で折り返した。
後半開始直後、気合抜けした三島氏がキーパーにバックパス。これをカットされて一瞬のうちに同点にされた。その後、怒涛の攻撃を受けるも、この日の中嶋氏は取り付かれたようにカバーリングがうまく行き、得点を許さず。そしてまた、ホセさんが自らの個人技でゴールをゲット。三島氏のミスを救った。ホセさんの活躍も目立ったが、暑い中、ミッシェル、スベン、ボバさんらの助っ人に加え、皆が懸命に動き、最後まで緊張した試合を維持したことが大きな勝因。宇佐美氏のホームランシュートが決まっていれば言うこと無し、だったのだが・・。
途中から入った佐々木の感想。緊迫した試合で途中交代で入ると、試合の流れについてついて行けないことを痛感。足元でボールが収まらないし、他の選手との連携もうまく行かない。どうやって交代をスムーズに行えるかも、今後考慮すべき大きな課題と感じた。(文責: 佐々木選手)
【結果とポジション】
1-0 | ||||||
機械研 | 2 | ( | ) | 1 | 森林総研 | |
1-1 |
★得点者★ | ||
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時間 | 得点者 | アシスト |
前半 | ホセ | 前田 |
後半 | ホセ | - |
先発: | 宇佐美、ホセ、広瀬、前田、スベン、ミッシェル、ボバ、中嶋、三島、是永、三宅(GK) |
交代: | 佐々木、寺田、尹 |
試合開始時、前日夕方の豪雨でグランドのあちらこちらには大きな水溜りができていた。「ディフェンスはとにかくシンプルに行こう」と声を掛け合った矢先、その水溜りのおかげで相手に先取点を許す。相手が機械研DFラインの裏へ落としたロビングボールはやや長めとなり、GKがキャッチするかと思われたが、水溜りに落ちてそのまま止まってしまう。GK三宅選手が慌ててダッシュするも間に合わず、走りこんできた相手FWにそのままゴールを決められた。だがその2分後、右サイドのCKに廣瀬選手が頭で合わせて同点。さらに、川上選手からホセ選手へとショートパスをつなぎ、最後は林選手がノートラップでミドルシュートを決めて逆転。その後は相手に攻め込まれる場面もあったが、GK三宅選手のファインセーブや相手の詰めの甘さのおかげで何とかしのいだ。そして前半終了直前、相手ペナルティエリア内でホセ選手が倒されてPKを得る。これを林選手が落ち着いて決め、3−1の2点リードで前半を終えた。
後半になると体力を消耗したせいか、相手にボールを支配されることが多くなる。ガンナーズは中盤から前線でパスを回し、マークが外れたところでDFの裏を取るという教科書通りの攻撃を仕掛けてきた。後半の2失点はいずれも同じパターン。中央からサイドへいったんボールを振って機械研DF陣がサイドへずれたところで逆サイドの裏へボールを落とし、FWあるいはMFの選手が走りこんでゴールを決めた。その後は防戦一方。失点が先か試合終了が先かという厳しい状況の中、何とか引き分けて勝点1を拾った。
体力的な不利やDFが相手攻撃陣に走り負けてしまうというのは厳しい現実として受け入れるしかないが、課題はそれだけではない。後半守勢となったとき、裏を取られることを恐れるあまりDFラインが引きすぎて前線との間が空いてしまい、かえって攻め込まれることが何度かあった。結局いつもの話に戻ってしまうが、これを解決するのはカバーリングを含めた連係プレーしかないわけで、まずは積極的な声出しといったところだろうか。(文責: かわらや)
【結果とポジション】
3-1 | ||||||
機械研 | 3 | ( | ) | 3 | ガンナーズ | |
0-2 |
★得点者★ | ||
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時間 | 得点者 | アシスト |
前半 | 廣瀬 | 林 |
前半 | 林 | ホセ |
前半 | 林 | PK |
【オーバーヘッドキック】
医学・運動生理学の進歩は目覚しく、スポーツ界における昔の常識で今は非常識となっているものは少なくない。かわらやが子供のころは、わき腹が痛くなってバテるから運動中は水を飲んではいけないと言われ、足腰と共に根性を鍛えるためにうさぎ跳びをやらされたものだが、これらなどは今や無知蒙昧非常識の最たるものであると言ってよい。
鼻血が出たときなど、昔は鼻にティッシュを詰め、上を向いて首筋を叩いたりしたものだが、先日配布された子供の学校だよりによると、これも間違った対処法らしい。正しくは、小鼻を抑えて下を向き、ひどいときには鼻を冷やすのだそうだ。上を向くと血がのどに落ちるので良くなく、首筋を叩くとますます出血するのだという。
我々の世代は随分と誤ったトレーニングや健康管理を行ってきたものだと、むしろ感心してしまうくらいだが、それでもどうにかなっているのだから、一般人が普通にスポーツをするようなレベルでは、実はあまり気にしなくてもいいことなのだろう。