瓦版

(News Letter of MEL Soccer Club)

[やったー点目のゴール]

2002 7/10 稲本フルハム移籍号

7代目かわらや発行

学園リーグ開幕5連敗

−前途多難の予感的中−

2002 6/1 学園リーグ(1部): FC和台戦

「だめだ。どういう展開だったか思い出せない。」(廣瀬キャプテン談)
「いやー、勝てそうだったんですけどね。結局1−4でした。」(谷川選手談)

というわけで、1−4で負けたらしい。詳細を報告できる方はメーリングリストへご連絡ください。

【結果】

機械研( )FC和台

2002 6/8 学園リーグ(1部): 筑蹴会戦

 「今日も11人しかいません。」
筑蹴会ベンチからそんな声が聞こえてくる。人数不足は機械研だけではないらしい。しかも、今回、こちらは13人も揃えている。もしかしたら勝てるかもしれない。もっとも、頭数が揃っているというだけで優位に立っていると勘違いすること自体が、すでに現在の窮状を端的に物語っていた。

 試合開始から、技術とスピードで勝る筑蹴会はパスを回して積極的に攻め込んできた。これに対して機械研は、個人の技術不足をカバーリングで補う組織的守備で対応した。だが、相手からボールを奪っても、それをカウンター攻撃まで効果的に結び付けるにはいたらず、ほとんど専守防衛を強いられた。それでも何とか無失点で凌いで前半終了。

 後半になると、筑蹴会は前半とは作戦を変え、機械研DFの裏へロビングボールを入れて走りこみ、スピードで振り切るという攻撃を仕掛けてきた。すでに体力を消耗しつつあった機械研に対してこの攻撃は有効だった。何度か危ない場面を切り抜けたものの、ついに右サイドを突破され、そのままゴール。先取点を奪われた。

 その後も形勢は変わらず、再び右サイドを突破された後、パスを回されてDFが完全に振り切られ、最後は左サイドにいた選手にフリーのシュートを許してダメ押しの2点目。筑蹴会との間に力の差があったことは確かだが、やりようによっては引き分けに持ち込めたと思う。悔やまれる敗戦だった。(文責: かわらや)

【結果とポジション】

0-0
機械研( )筑蹴会
0-2

ポジション

2002 6/15 学園リーグ(1部): タンブラーズ戦

 昇格組のタンブラーズ。これまでの相性は比較的よかったはずなので是非勝ちたい試合であった。

 前半、始まってすぐに機械研は猛攻を仕掛ける。そして機械研は2点のリードが得られた。1点目は、コーナーキックからのこぼれ球がミッシェル選手にわたりシュートしたが、ミートせずにこぼれ落ちる。これを廣瀬選手が振り向きざまの形でシュートを図るが、相手選手のキックと重なりボールがこぼれ落ちる。これを拾った板倉選手が確実に決めて、機械研が先制点をゲットした。また、林選手が前方へふわりと供給したパスに川上選手が反応してゴールを決め、2点のリードを得た。

 これでしばらくは安定した戦いができると思った矢先に、ゴールキーパーの落合選手のキックが相手に直接わたり、そのままシュートされて1点を決められてしまった。(このパターンの失点は今期2回・・・。これは絶対に避けて欲しい・・・。)この点により相手が息を吹き返し、優勢に試合を進められたまま、なんとか前半を2−1で折り返した。

 後半になると相手の飛び出しや、ドリブル突破に何度も守備が崩されてふんばりがきかなくなってしまった。ロブボールに対する相手の2列目の飛び出しを捕まえきれず、2点目を決められると、次は、廣瀬選手のバックパスに中嶋選手、三島選手が対応できずにボールを取られ、逆転となる3点目を奪われた。そして最後に、右サイドからのクロスに対して相手についていた是永選手の前方でヘディングを合わせられ、ダメ押しの4点目を決められてしまった。

 守備の連携の悪さは、もちろん守備陣のせいだけではないが、いかんせん失点が多すぎる。今後、2点のリードを守りきれないことに対して恥ずかしさを持って練習に励んでいただきたい。(非常に残念な試合であった。)(文責: 廣瀬キャプテン、校正: かわらや)

【結果とポジション】

2-1
機械研( )タンブラーズ
0-3

ポジション

★得点者★
時間得点者 アシスト
前半 板倉
前半 川上

得点シーン

【オーバーヘッドキック】

 先日、かわらやは出張でギリシャを訪れた。首都アテネの交通事情について、ガイドブックには以下のように記されている。

「空港から市内までの距離は約30km。空港バスに乗って地下鉄の駅まで行き、そこで地下鉄に乗り換えるのが、最も早くて確実な行き方。ただし、地下鉄は深夜24時以降は運行されていない。空港からタクシーを使った場合、市内までの運賃は24ユーロ。タクシーの中には、観光客目当てに不当な料金を請求する悪質な者もいるので気をつけよう。英語や片言の日本語で親しげに話しかけてくる運転手には要注意。乗車前に運賃について交渉しておくとよい。」

 かわらやがアテネの空港に到着したのは深夜23時。地下鉄へ連絡するバスはすでに終バスが出たあとだった。とりあえず別のバスに乗って市内へ向かい、そこでタクシーに乗り継ごうと考えた。
 終点でバスを降りたかわらやを待っていたのは、親しげに英語で話しかけてくるタクシーの運転手だった。
 「こいつはまずいかもしれない。」
 ガイドブックの記述を思い出し、運賃について尋ねてみたのだが、運賃はメーターで計算されるというのが相手の返事だった。宿泊先のホテルまでは約2km。深夜、異国の見知らぬ町を、荷物を抱えて歩くには、少しばかり遠かった。
 メーターがあるのなら、たとえボラれるにしても、そうそうメチャクチャな額にはならないだろうと高をくくり、そのタクシーに乗ることにした。タクシーの運転席にはすでに別の男が座っており、かわらやに声をかけてきた男は助手席に座った。
 「2対1か。いよいよまずいかもしれない。」
 移動中、助手席の男はいよいよ快活に話しかけてくる。どこから来たんだ。日本か。日本は今雨季だろう。ワールドカップで韓国はすばらしかったなあ。トルコもすごかった。
 「陽気すぎる。こりゃ間違いなくボラれるぞお。」
 すごい勢いで上昇していくメーターの数字を見ながら、かわらやは確信した。
 ホテルに着いたとき、請求された料金は16.5ユーロ。30km先の空港から24ユーロ(*1)なのに、2km先のバス停から16.5ユーロなのだから、多分、ボラれたのだろう。だが、初めから覚悟していたためか、悔しさはそれほどでもなく、「全部はじめからわかっていて、勝ちを譲ってやったんだぞ」という妙なプライドを感じていた。

 言っとくけど、負け惜しみじゃないからな。

(*1) なお、かわらやの知人は、空港から市内までタクシーを使い、20ユーロで着いたという。


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