現時点での、農研の勝ち点は10、機械研は9。勝てば残留がほとんど決定するだけに、両者にとって重要な試合となった。
先制したのは、機械研。10分程度経って、川上選手からの左コーナーキックを前田選手が後ろに流したボールが直接ゴールを捉えて先制。このビューティフルゴールで、機械研は有利に進められるはずだった。しかし実際は、2列目からの飛び出しを多用する農研の攻撃にずっと苦しめられ、決定的な形を何度も作られてしまった。そして、前半も終わりに近づいた当たりに、コーナーキックをヘディングで合わせられて1−1の同点とされた。
後半は、システムを4-2-2-2に変更し、相手の攻撃の起点が中央からなのでそこをしっかりと固めていくことと、攻撃の際に前線と中盤が左右に自由に飛び出しができるように配置をとって対応を図った。これで守備の連携が良くなったのだが、試合は依然として相手のペース。機械研は、最後のパスの精度が悪くて、相手の壁を破ることはできなかった。そのうちに、左サイドをドリブルで突破されて(数人が一発で当たりにいったのが裏目にでて)、中央にクロスが入り、これをふわりと浮かしシュートで落合選手の頭を超えてゴールインとなった。結局、これが決勝点となり、機械研は痛い敗戦を喫した。次節の最終試合、引き分け以上で一部残留が決まる。じん帯を切っていたのに、不屈の闘志で頑張ってくれた荒井君のためにも、皆さん勝ちにいきましょう。(文:廣瀬キャプテン)
【結果】
1-1 | ||||||
機械研 | 1 | ( | ) | 2 | 農研 | |
0-1 |
【ポジション】
(前半)
ポジション | 左←→右 | ||||||||||||||||||
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FW | 川上 - 谷川/三島 | ||||||||||||||||||
MF | 前田 | ||||||||||||||||||
MF | 森川 - 荒井 | ||||||||||||||||||
MF | 廣瀬 | ||||||||||||||||||
DF | 是永 - 中嶋 - 村田 - 三島/落合 | ||||||||||||||||||
GK | 清水 |
(後半)
ポジション | 左←→右 | ||||||||||||||||||
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FW | 川上 - 清水 | ||||||||||||||||||
MF | 廣瀬 - 前田 | ||||||||||||||||||
MF | 大泉 - 荒井/佐々木 | ||||||||||||||||||
DF | 是永 - 中嶋 - 村田/安達 - 三島/荒井 | ||||||||||||||||||
GK | 落合 |
★得点者★ | ||
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時間 | 得点者 | アシスト |
前半 | 前田 | 川上(CK) |
【オーバーヘッドキック】
農研戦当日未明に成田へ到着した廣瀬選手は、長旅の疲れをものともせずにフル出場した。出てくれればいいなとは思っていたが、本当に出るとは思っていなかったのは、かわらやだけではないだろう。廣瀬選手自身もタフだが、そんな彼を笑顔で送り出した奥様も大したものだ。かわらやがそんなことをすれば、愛想を尽かされ、「勝手に行けばぁ」と突き放されるのは間違いない。