瓦版

(News Letter of MEL Soccer Club)

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Jリーグ開幕号

1998 Mar.24 Vol.181

機械研サッカー部4代目かわらや発行

1998

工技院カップ準優勝


3/7(土)工技院カップ決勝戦 VS. 電総研 13:00〜 工技院Bグラウンド

 3月7日、今期最後の試合である工技院カップ決勝戦が始まった。相手は、過去幾度となく決勝であたり敗退している電総研チームである。今期こそはと言いたいところだが、若手学生陣が全て欠場という事で、防戦一方の展開になるだろうという予想のもとの対戦である。そこで先制一発で、その後防戦のみという作戦を立て、開始後、相手の虚を突き林、川上選手の、翼岬コンビのドリブルで先取点を上げる方法に出ようとした。しかぁし、何と相手は9人しかいないではないか。よって、すぐさま作戦を変更し、通常どおりの戦術で望んだ。始まってみると、見かけ上は互角の状態であるが、相手チームの突破力のあるツートップに渡るや否や、一気にゴールを脅かされ、息が抜けない状態である。人数が少ない分、相手選手の動きは活発で有利な展開とは言い難い。とうとう相手スルーパスからキーパーの脇を抜くシュートで先制されてしまった。このまま前半終了となった。
 後半は風上からの攻撃でもあり、前半よりは多少、攻撃展開が良くなり、得点のチャンスが増えてきた。しかし、相手コーナーキックからヘディングで押し込まれ2−0となってしまう。一気に流れが相手に傾きかけたとき、ついに林選手の無理矢理のロングキックを相手キーパーが弾き、それに反応良く飛びついた森川選手が、待望の1点を上げた。ここから機械研の押せ押せムードが続き、ついに佐々木選手のオフサイドを無視したスルーパスが板倉選手につながり、もたつきながらも2点目をゲットした。さらに、追加点と行きたかったが、試合終了の笛が鳴った。決勝戦であるので、Vゴール方式の延長が始まる。
 2年前の対資環研戦と同様の展開である。不運にも延長前半は風下からの攻撃になり、終始守りに徹していた。途中、相手トップとキーパー谷川選手との1対1という大ピンチも有ったが、華麗なセービングでかわし、後半につなげた。後半は風上であり、一気に勝負を決めたいところであるが、なかなか電総研バックス並びに、相手トップも積極的に守りに参加し、結局崩せぬままPK戦に突入した。
 機械研が先行し、1番は川上選手が安定に決めた。相手1番手には、読みは当たったのだが届かず1−1となった。2番目は村田選手がゴール隅に、ひやりとさせながら決めた。相手2番手はトップの選手である。ボールは鋭かったがコースが甘く、確実に谷川選手がセーブした。これで2−1である。3番手は林選手である。これも難なく決めた。相手3番手にはゴール上に豪快に決められ、3−2となった。4番手の佐々木選手はキーパーに読まれ、痛恨のミス。次の相手には逆を衝かれ、決められ、イーブンとなった。5番手は谷川選手が、相手キーパーが鈍いのを見透かしており、コースよりもスピ−ド重視で確実に決めた。相手5番目にはコースを読むも、指先に当たりゴール。これで4−4のサドンデスとなった。6番手の森川選手は、相変わらずの恐い顔でプレッシャーを与え、ゴール。相手6番目には、これまた読みは合っているのだが、ゴールされた。これで5−5になる。7番目には、あの2年前の悲劇の立役者、中島選手である。本人は試合前、PK戦を予想して練習していたようである。しかぁし、そのキックは、キーパーちょい横に軽く飛び、難なくあしらわれてしまった。相手7番手のキックはスピ−ドもなく、読みも当たったのだが、脇腹の死角をすり抜けゴールとなってしまった。2年前の悲劇の再来で工技院カップは幕を閉じた。
 総評としては、9人で互角の対戦とは、やはり電総研チームは強いですねぇといったところでしょうか。PK戦は惜しかったが、あれは運によるところが大きいので、別に誰がどうということは言えないでしょう。しかし中島選手はPK運がついてないのだろうか。とりあえず、皆様1年間、ご苦労様でした。来年度もがんばりましょう。

【結果】

0―1     得点者 後半:森川、板倉(A: 佐々木)
機械研2( )2電総研A
2―1
延長前半0―0
後半0―0
PK戦5―6

オーバーヘッドキック

 工技院カップ初優勝は、またしても電総研に阻まれてしまった。人数11対9でPK負けでは内容的にはほぼ完敗といってもいいのだろうが、それはおいといてPK戦の方に注目してみることにする。
 機械研はPK戦に弱い。学園リーグ復帰後の記録を紐解いてみたところ、過去9回あったPK戦の結果は、3勝6敗と大きく負け越している。年度別だと、1992年1勝0敗、93年1勝1敗、94年0勝1敗、96年1勝2敗、そして98年0勝2敗と、勝率は徐々に下がってきており、かわらやはここにチーム平均年齢との相関関係を見てしまう。年とともに守りに入り、PK戦のような一発勝負に弱くなるという図式である。機械研の主戦H&K上もおさまるところにおさまってしまい、守りにはいるのは時間の問題だろう。となると、頼りはA戸選手しかいない。その若さと情熱で美女の会(いつの間にか消滅してしまったなあ)を復活させ、皆が忘れかけていた闘争心を呼び覚ましてほしいものだ。


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