瓦版

(News Letter of MEL Soccer Club)

[あなたは人目の閲覧者です.]

TDL号

1997 July 31 Vol.169

機械研サッカー部4代目かわらや発行

1997 15

前期最終戦を飾れず3連敗


7/26(土) 学園リーグ1stステージ VS. 国土地理院 12:30〜 工技院Aグラウンド

 前期最後の試合である国土地理院戦が、台風の影響を多少受けながらのどんよりとした雲行きの中で行われた。前回に引き続き、蓋を開けてみると人数がギリギリ状態であった。その中で、網戸選手は野球の試合終了後の到着、波潟選手は集合時間を1時間間違えての到着となり、最初のメンバーは観戦だけにきた中国から燃焼工学研究室に来ている李選手を、急きょ投入しての11人ピッタリ状態であった。ただ李選手は、「すね当て」がないため、林(旧姓小河原)マネージャに買ってきてもらうまでは10人で戦う状態であった。国土地理院も最初は10人でラッキーと思ったのだが、時間を守らない公務員らしく、あとからポツポツと集まり、結局14人程度集まっていた。
 苦戦を予想されたが、展開は押し気味に始まり、前半9分には阿部選手からのセンタリングから、逆サイドの村田選手の豪快なシュートで1点リードとなった。その後、前半12分に李選手が投入され、11人で戦う状態となった。全体的に攻めたり攻められたりの均衡した展開であったがその切り替わりのテンポが速く、安心して見られる状態ではなかった。前半13分には、野球の試合で遅れた網戸選手が李選手と交代し、動きのないポジショニングを披露した。もう1点ほしいところであったが、得点源の川上、板倉(ヘルニアはいかがでせう)選手がいない状態では、最後の詰めが決まらない。どうにもゴールの上に向かうシュートが目立っていた。シュートは押さえて蹴りましょうね、安達監督。結局、1―0のまま前半終了となった。
 後半は遅れてきた波潟選手をバックスに加え始まった。しかし、相手チームは、後から遅れてきたくせに、なかなかレベルが高い選手がキーポジションに投入され、終始押され気味の展開であった。中嶋選手の相手フォワードへのナイスパスからのキーパー1対1など、いつ入れられてもおかしくない状態であったが、持ちこたえていた。とうとう、後半28分、相手ドリブルからのバックス3人の短い足の間を抜ける地をはうシュートがゴール右隅に決まり、同点となった。ここで気が抜けてしまったのか全体的に動きが止まり気味になり、前衛にボールが渡らなくなった。ついに、後半33分、相手ウィングからのファーへのセンタリングが、フリーの選手のヘディングシュートにつながり、逆転されてしまった。完全に流れは敵に傾き、攻められながらの試合終了となった。
 今回の反省は、中盤で相手をつぶすことができず、常に最終ラインでクリアしている状態であったことが問題であろう。そのため後半までバックス陣が粘れず、最後で失点という状態につながってしまう。これは中盤へのバックスからの指示があるだけで、かなり改善されるので、みなさん声を出しましょう。
 今度は9月以降になりますので、みなさん夏バテには注意しましょう。

【結果とポジション】

1―0     得点者 前半:村田(A: 阿部)
機械研1( )2国土地理院
0―2

前半   後半
森川森川
阿部 林 村田阿部 林 村田
安達  李/網戸安達  安藤
平河 沢田 安藤平河 沢田 波潟
中嶋中嶋
谷川谷川

控えと応援:谷川ゆかりさん、林理江さん

オーバーヘッドキック

 先日、ある講演会で「幸福論」に関する話を聞いた。この講演会は決して怪しげな××セミナーとか○○教講話とかいうものではなく、れっきとした研究討論会である。「工学の究極の目的が人類の幸福追求であるならば、人間にとっての幸福とは何かを論ぜざるして工学の進むべき方向を見定めることはできない」という思想に基づいての話だった。
 講演者によると、幸福には4段階あるらしい。いわゆる欲求が満たされたときの満足感である第1段階の幸福、次に満足感が持続・発展することによって得られる第2段階の幸福、単なる満足感ではなく困難や悲しみを乗り越えた時に得られる第3段階の幸福、そして第4段階、究極の幸福とは困難や悲しみそのものの中にあり、この境地に達した人は聖人といえるそうである。煩悩のかたまりであるかわらやには、この究極の幸福というものがどうしても理解できないのだが、この説が正しいとすると、先頃結婚式を挙げたT木選手は、かつては究極の幸福にあったのに、第3段階以前の幸福に堕ちてしまったことになる。そういえば何年か前、はたから見ればどうみても不幸だったにもかかわらず、本人は幸福だと主張していた選手がいたが(瓦版1993年9,10号他参照)、もしかすると彼は20代にして究極の幸福に達していた聖人だったのかもしれない。


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