学園リーグ第2戦は、蒸し暑い天候の中、牛久市役所と行われた。最近の相手の戦いぶりは不明だが、それよりもまして機械研チームはバックス陣が人手不足で不安を持ちながら試合に臨む。
いざ蓋をあけてみると、相手は一人人数が足りなく、機械研がほとんど相手陣内で試合を進める。いいペースで試合を進めているようにも感じられていたが、10分以上も押していながら点がなかなか入らないため、いやな展開でもある。やっと点が入ったのは、21分過ぎだった。ゴール左サイドをドリブルで突破した川上選手がシュート、相手ディフェンスにあたるもそのままゴールインした。これで吹っ切れて、ゴールが続くかとも思われたが、その直後相手のカウンター攻撃に見舞われ、決定的な場面を迎える。強烈なシュートを打たれるが、キーパー正面だったため、失点は逃れる(しかしこのシュートで谷川選手は突き指をしてしまう)。相手は、攻め込まれても前ではっている選手がおり、上がりぎみの機械研バックスの裏を狙ってくる攻撃を狙っていた。その後も機械研の圧倒的な支配でゲームは進むが、相変わらず点は入らない。25分の左コーナーキックなどは、林選手が直接狙ったボールはバーをたたき、これをフォローしたセンタリングに合わせた川上選手のヘディングシュートもバーに跳ね返されてしまった。今回の機械研の攻撃は、新たに戦力に加わった仲見川選手の攻撃参加もよく見られた。右サイドバックに入ってもらったが、今までの機械研守備陣では見られなかったスピード、キープ力を発揮し、オーバーラップや正確なクロスボールで有効な展開が数多くあった。しかし、その後の機械研の得点は、いい展開からというよりは、相手のミスがらみという感じが多かった。28分、林選手の中央突破からキーパーの頭を抜くシュート。30分、板倉選手が折り返したボールを林選手が豪快にきめたミドルシュート。これで当初目標とした3点差をつける。これで相手も切れたのか、終了間際の34分、仲見川選手のドリブルから林選手にわたり難なく得点、そしてその直後には、仲見川選手のゴール前クロスボールが流れたのを相手キーパーが判断ミスをして直接ゴールに入れてしまった。前半は5点を入れて終わった。
後半は、得点よりレベルの高いサッカーを目標にする。グランドを広く使う展開もみられてきたが、いまひとつパスが正確でなく、思うようにいかない。また、板倉選手の頭も、もうひとつ切れがない。それでも15分には、仲見川→林で得点をいれる。25分には板倉選手のセンタリングに森川選手が頭で合わせ得点。さらにはPKを得て林選手が確実に決めて、8点の大量得点を上げた。しかし終了間際には、攻撃ばかり気がいってしまったせいか、中盤で相手選手にフリーでボールを持たせてしまい、その後のチェックも後手後手にまわってしまい、結局抜かれてシュートを決められてしまった。
今回のように、点差がある時はよいが、互角に戦っている時などは攻守のバランスをもっと考えたサッカーも必要だろう。
【結果とポジション】
5―0 | 前半: | 川上、林、林(A: 板倉)、林(A: 仲見川)、仲見川 | |||
機械研 | 8( )1 | 牛久 | 後半: | 林(A: 仲見川)、森川(A: 板倉)、林(PK) | |
3―1 |
前半 | 後半 | |
板倉 森川 | 板倉 森川 | |
林 川上 | 林 川上 | |
阿部 村田 | 阿部 村田 | |
神徳 吉田 仲見川 | 神徳/安達 吉田 仲見川 | |
中嶋 | 中嶋 | |
谷川 | 谷川 |
交代:神徳→安達(後半25分)
控えと応援:小河原さん、T.ゆかりさん、吉川さん、神徳選手令嬢