久しぶりの試合となった土木研戦。相手チームもユニフォームが黄色ということで、こちらは久々にバルセロナモデルのユニフォームで戦う。前期の対戦も未消化のため、対戦するのはこれが初めてだ。今までの試合を見た感じでは、組織だった攻撃をしてくるチームに見える。試合開始早々、攻め込まれる。こちらが久しぶりの試合でペースをつかめないでいるうちに攻められているといった感じだ。こんな時に失点を許すのが一番悪いパターンだと心配していたが、5分過ぎからこちらの攻撃も始まる。林選手や新田選手などからのクロスボールから川上選手などのシュートチャンスが生まれ、しばらく機械研のペースが続く。新田選手のキーパーの頭越えをねらったロングシュートにキーパーがハンブルするような場面もあった。相手のキーパーはあまりうまくないような印象をうける。しかし、ゴールを決めるまでにはいかない。そうこうしているうちに、また流れは土木研に変わってゆく。ゴールキックをことごとくカットされて、なかなか相手陣内に攻め込むことができない。19分頃には自陣ゴール前での混戦のピンチをむかえる。キーパーが抜かれもうだめかと場面もあったが、瀬尾選手や波潟選手がそのたびにボールを蹴り出していた。谷川キーパーも今回は前への飛び出しがよく、再三ピンチを防いでいた。20分過ぎあたりから、再び機械研も攻めができるようになる。右サイドで川上選手、村田選手、林選手らが球を回してゴール前の木村、板倉選手らにクロスボールをフィードするというパターンが何回か見られた。また、新田選手を起点としてサイドチェンジをするような攻撃も見られた。均衡を破ったのは26分、右サイドでボールをもらった林選手が、相手のマークを振り切るために中央部にドリブル、距離はあったものの左足でループぎみに直接ゴールを狙う。ボールはキーパーの頭を越え、ゴールの右側に吸い込まれていった。その直後にも、オーバーラップした森川選手に林選手からパスが繋がりセンタリング、中央の板倉、木村選手にあわせるが、おしくもシュートには繋げられなかった。逆にカウンター攻撃を受け、ヒヤッとする。その後は、一進一退といった感じで1点リードのまま前半を終える。
後半は、疲労が出てきたのか、両チームとも組織だった攻撃があまりできなくなり、ボールの蹴り合いになるような場面が多くなってくる。あまりいい形ができにくい。決定的な場面もお互いあまりない。惜しかったのは21分、センターラインより少し先でボールを拾った林選手が、相手キーパーが前に出ていると見るや超ロングシュートを試みる。ボールは放物線を描きもしやと思わせたが、ボールはゴールの上側のネットにひっかかってしまった。その後、川上選手がキーパーと1対1になるチャンスもあったが、追加点ができない。時間がたつにつれ、動きも悪くなり、筋肉を延ばす選手の姿が目につくようになる。バックスの方は、相手に対して遅れることも多くなり、結果としてファールをとられることも多くなる。また、バックスとキーパーとの連携も今一つといった感じになってきた。残り時間も少なくなってきた頃、相手16番の選手のドリブル突破にバックスが抜かれ、キーパーが出るもタイミングが遅れ、ボールではなく相手にぶつかってしまう。結果としてPKをとられてしまった。あと少しなのに同点かという気になるが、相手がふかしてくれたため、難を逃れる。その後も何とかしのぎ、手元の時計では35分を過ぎたが、ホイッスルはならない。それどころかまた攻め込まれる。そして相手のシュートがキーパーを抜くが、カバーの選手が外に蹴り出してくれた。何と林選手だった。最後はヒヤヒヤだったが、何とか久しぶりの勝利を得ることができてよかった。
毎度のことだが、厳しい戦力でよく白星をとったと思う。今回も個人技、展開力は相手の方が上だろう。こういった状況で互角に戦うためには、相手より一歩先に前に出る、相手よりよけいに動くといったことが大切ではないだろうか。それにはやはり体力、試合中に筋肉を痙攣することなくプレーするよう頑張ってほしい。
【結果とポジション】
1―0 | 得点者: | 前半 林 | |||
機械研 | 1( )0 | 土木研 | |||
0―0 |
木村 | ||
板倉 林 川上 | ||
新田 村田 | ||
森川 瀬尾 波潟 | ||
中嶋 | ||
谷川 |
控えと応援:安達監督、安藤選手、小河原さん、吉川さん