年が明けて最初の試合が1月11日に行われた。相手は昨年度の1部リーグの覇者、山之内製薬である。機械研は交代メンバーのいない11人ぎりぎりの厳しい状況で、12時35分に機械研のキックオフで試合が始まった。立ち上がり、相手のあわやというシュートもあったが、機械研も何度かカウンターで反撃を試みる。しかし、相手ゴールキーパーの判断のいい飛び出しもあってシュートにはいたらない。
前半の11分に、中央からゴールを決められてしまう。ゴールを決めた相手選手へのパスがオフサイドにも見える微妙なシュートであったが、得点は認められ先制点を許してしまった。その直後の12分にも右サイドを破られ、キーパーと一対一の場面になった。最初の強烈なシュートは谷川キーパーがパンチングで止めたが、そのボールをきっちりと押し込まれ2点目を許してしまった。先制点を与えた直後で、取り返そうとする気持ちが強すぎたせいもあるかもしれないが、キーパーがせっかく弾いたのだから、バックスが早く戻ってそのボールにもっと絡んでほしかった。その後はゴールキーパーの再三の好セーブで得点を許さず、機械研の失点はこのわずかの時間帯だけであった。機械研も、前半の30分頃からペースをつかみ、村田、林、板倉選手らがロングシュートを放つが、決定的なチャンスを作ることはできなかった。
後半に入ると立ち上がりは相手のペースであった。しかし、あわや一点というところで、是永選手が落ち着いたクリアを見せ追加点を防ぐと、その後しばらくはどちらも決定的なチャンスがなく、一進一退の攻防が続く。18分に林選手のセンタリングを吉田選手が頭で合わせたが、ボールは惜しくもクロスバーの上を越えてしまった。33分には板倉?選手のファーサイドへのシュートに木村選手が詰め、ゴールに押し込めるかに見えたが、残念ながらボールはゴールをそれ、結局無得点に終わった。
交代選手がいない厳しい状況で苦戦が予想されたが、選手全員が最後まで集中力を切らすことがなく、非常に良い戦い方をしていた。結果こそ2−0であったが内容的にはそれ以上の接戦であった。相手の守備は堅かったが、守備から攻撃に早い切り替えができたときには、チャンスを掴んでおり、早いパス回し、第二列の押し上げ、スペースへの走り込みを常に意識してプレーすれば、得点のチャンスはもっと増えたと思う。反省点としては、ファールスローを4回もとられたことである。ちょっと?のつく判定もあったが、普段の練習から正確なスローインを心がけましょう。
【結果とポジション】
0―2 | |||||
機械研 | 0( )2 | 山之内 | |||
0―0 |
木村 | ||
板倉 林 川上 | ||
吉田 村田 | ||
波潟 瀬尾 是永 | ||
中嶋 | ||
谷川 |
控えと応援:安藤選手、小河原さん、吉川さん