今回の対戦相手は強豪の筑蹴会。今回も実質的に交代要員なしの厳しい状況で望む。立ち上がり直後、中央を簡単に崩されシュートまで持っていかれる。得点にはならないものの、先が思いやられる。前半4分、攻め込まれてバックパスをキーパーがハンブルしたところをボールを奪われ得点を許してしまう。このごろ立ち上がりの早い時間に得点を許してしまうケースが多い。筑蹴会はテクニック、スピードとも持ち合わせており、こちらはなかなか思うようにプレーができない。以前からうまかったが、さらにスピードが増した感じだ。数少なかったが、林選手から川上選手へのスルーパスでシュートチャンスはあったが、相手バックスやキーパーに阻まれる。30分、右サイドからのコーナーキックを得る。林選手の蹴ったボールはファーサイドへいき、板倉選手の頭にヒットしてゴールネットに吸い込まれた。ビューティフルゴールだ。それに時間的にもよく、このまま前半を同点で終えれば勝機もあると思えた。しかし、そう簡単にはいかなかった。32分、34分と左サイドからシュートを打たれ、得点を許してしまった。
後半は、相手のトップ、9番の選手の徹底マークと早いバックラインの押し上げを徹底させることとする。それと、こちらの攻撃も両サイドのオープンスペースからの攻撃が多くなる。後半2分、左サイドの板倉選手からのクロスボールが中嶋選手に繋がり、シュートまで持っていけた。なかなかいい形である。一方、筑蹴会もその直後の3分、バックスの裏を通すスルーパスでこちらの守備陣を崩す。今までの早いパス回しと個人技での突破とは違ったパターンだ。しかしこちらの守備陣も瀬尾選手の「メイクライン」の一声でラインを上げ、オフサイドにしばしばかける。是永選手も粘り強く9番に絡む。そして7分、林選手が強烈なミドルシュートを放ち、キーパーが弾いたところを木村選手が決めて一点差となる。これでいけるという気になったが、反対に筑蹴会を本気にさせてしまったような気もする。こちらのオフサイドトラップに対しては、第2列からのドリブル突破が多くなる。17分には中央をスピードでドリブル突破され、瀬尾選手が止めに入るがファウルとなってしまう。ゴール正面からのフリーキックとなり、これを直接決められる。さらに22分には、相手の突破をキーパーが弾いて止めるが、このボールを拾われ無人のゴールに蹴り込まれた。そして26分にはきれいにバックスの裏をつくスルーパスを通されて、6点目を与えてしまう。
結果としては、大量失点になってしまったが、機械研のサッカーとしては健闘したと思う。各選手が自分の役割を理解してプレーしようとしているし、できるようにもなってきていると思う。ただ、立ち上がりと終了間際に失点する事が多いので、特に集中してプレーしてほしい。あと、最近けがや留学などでプレーする選手が少なくなってきている。グランドに遠ざかってしまった選手の復活を望む。最後に、今回の試合、あの中嶋選手ですら足を痙攣させて一時退場するくらいタフな試合でした。(単なる年のせい?)
【結果とポジション】
1―3 | 得点者: | 前半 板倉(A: 林) | |||
機械研 | 2( )6 | 筑蹴会 | 後半 木村(A: 林) | ||
1―3 |
川上 | ||
板倉 林 木村 | ||
村田 中嶋 | ||
波潟 是永 吉田 | ||
瀬尾 | ||
谷川 |