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複数情報源からの属性概念獲得

前節で述べた問題を以下のように定式化する.

二つの情報源 $X, Y$ からそれぞれデータ $\mbox{\boldmath$x$}, \mbox{\boldmath$y$}$ が与えられるとしよう. 我々の問題では $\mbox{\boldmath$x$}$ は画像, $\mbox{\boldmath$y$}$ は音声である. $\mbox{\boldmath$x$}$$K$ 種類の属性をもっており, $\mbox{\boldmath$y$}$ はその属性のいずれかを 表すものとする. 属性の数 $K$ は既知とするが, $\mbox{\boldmath$y$}$ $\mbox{\boldmath$x$}$ の どの属性を表わしているかは未知とする.

後で詳しく述べるように,属性としては色,形,大きさの3種類($K=3$), あるいはそのうちの2種類($K=2$) を考える.

与えられた学習サンプルをもとに属性の分類を行って $\mbox{\boldmath$x$}$ $\mbox{\boldmath$y$}$ との対応を学習し,新たに与えられた $\mbox{\boldmath$x$}$ に対する $K$ 個の属性 $\mbox{\boldmath$y$}_1,\ldots,\mbox{\boldmath$y$}_K$ を出力することが目的である.



Shotaro Akaho 平成15年7月22日