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パーセプトロン

パーセプトロンは重み係数 $\mbox{\boldmath$w$}\in\Re^d$ を使って, $y=\mbox{sgn}[f_w(\mbox{\boldmath$x$})]$ (ただし $f_w(\mbox{\boldmath$x$})=\mbox{\boldmath$w$}\cdot\mbox{\boldmath$x$}$) と書ける線形しきい素子である. 幾何学的には, $\mbox{\boldmath$w$}\cdot\mbox{\boldmath$x$}=0$ という超平面で $\Re^d$ を区切って 一方に $1$, もう一方に $-1$ を割り当てていると解釈できる.

パーセプトロンは誤り訂正学習,すなわち,学習サンプルの うち誤った出力をもつデータ $i$ に対して, $\Delta \mbox{\boldmath$w$} \propto y_i \mbox{\boldmath$x$}_i$ という更新則で重みを更新していく. パーセプトロンは学習用のサンプルが線形分離 可能,すなわち,すべての学習サンプルを正しく分類する $\mbox{\boldmath$w$}$ が 存在すれば,有限回の学習で収束する.



Shotaro Akaho 平成15年7月18日