白嶺丸で得られた重磁力データ
データおよびデータ収録
- 調査船白嶺丸で得られたデータは、船上で処理され、1航海1ファイルに整理される。
航跡図はこちら。
- このファイルはデータ交換によく用いられるMGD77フォーマットへの変換が容易なCR80フォーマット(岸本ほか、1984)に揃えられている。
- 具体的なフォーマットはこちらに載せた。
- CR80フォーマットで残されている1974年から1996年までの日本周辺海域の40航海分のデータのうち、 すべてに磁気異常が含まれているわけではない。
- 1970年代は広域調査が中心で、これらのデータの多くは100万分の1の地質図の作成に用いられている。 そのため、測線間隔も粗く、また位置の精度も悪いので、今回の作業からはずし、 20万分の1海洋地質図用にデータが取得されたもののみを対象とした。
- また、1997年以降の航海ではデータ取得システムに変更がありフォーマットがすこし違っていることと、 まだ出版準備中のものも多いためここには含まれていない。
- 白嶺丸の測位システムは、1990年にGPSが導入されたが、受信状態が安定したのは1996年ころである(上嶋・駒澤,1996)。 そのため、90年代前半はまだ未成熟で、LORAN-C、NNSS、GPSによるハイブリッドシステムとなっていた。 それ以前のデータは、LORAN-CとNNSSのハイブリッド、さらにはNNSSのみ、など精度が低くなっている。
- そのため、測線ごとに磁気異常データを平滑化した上で、コンター図を描いても、交点誤差が大きく実用的なメッシュデータの作成は難しかった。
- よって、磁気異常図(海洋地質図の付図)を作成した際には、空中磁気のデータ処理に用いられている交点コントロール手法を適用して、 測線ごとのバイアス値を計算してやることによって交点誤差を小さくした。しかし、どうしても交点誤差が大きく残ってしまう部分もあった。
- その原因として、測定精度が不十分であったことが挙げられるが、その他に、それぞれの時点で設定されていたIGRFモデルが地磁気の永年変化を正しく表現していない可能性もある(中塚、2001)。
- そこでDGRF残差を計算する。さらに、位置を日本測地系から世界測地系へ移行したことにより、新しい緯度経度で、DGRFを計算する必要が生じた。
- さらに、データ取得時には、日変化補正のための定点観測を行っていなかったので、海洋地質図出版に際しても日変化補正は行わなかった。 夜間データが主で、このデータセットにおいて、日変化は交点誤差に比べて小さい、と判断された(森尻・山崎、1994)ことによる。 今回も日変化補正は行わない。
- CR80フォーマットのファイルから、年、日、分、緯度、経度、船速、船首方位、 補正水深、 全磁力、IGRF残差、重力計の読み、絶対重力、フリーエアー異常、を抜き出す。
- 磁気異常測定中は、船はほぼ10ktで航走した。これは1分間に約300mというスピードになる。 ちょうどプロトン磁力計のセンサーは船尾から後方約250mのところで曳航されているので、全磁力のデータを1分後のものにずらす
- 海洋情報部が公開しているプログラム(大門ほか、2000)を用いて緯度、経度を世界測地系に変換
- 新しい緯度経度でエトベス補正、正規重力値を再計算し、フリーエアー異常を再計算する。
- DGRFを計算し、磁気異常をDGRF残差に入れ替える。DGRFの計算は係数IGRF10(Macmillan and Maus, 2005)を用いた。
- ここから磁気異常について、主測線、交差測線のファイルに分け、メッシュデータを作成する。
- STEP1
- 入力データ:GH90A.DATA
- 出力データ:gh90a.data0
- プログラム:cr80selmag.f
- Headerを削除し
- 緯度経度が入っていない部分(例:赤字のライン)を取り除き
- 磁気異常のデータが無い部分を取り除き
- 磁気異常の絶対値が2500nTを超えるものはプロトン磁力計の不調の可能性が大きいので取り除く
- さらに数値はみな整数で入っているので正しい値にする。
- GH90A.DATA
11GH90-A 90103FUNABASHI, JAPAN 90121NIIGATA, JAPAN NBMG 12 IGRF85TOKYO GMT IAG1967 IGSN71 901039797894 42565 09 21 41313,1314,1414,1413,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999, 22 49999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999,9999, 390103 240N99999999999999999V99999999B999999999999M9999999999G999999999999999999 390103 241N99999999999999999V99999999B999999999999M9999999999G999999999999999999 390106 517N 3711521 13789532V10091982B 705 69178M47381 -21G 436079798749 -390 390106 518N 3711204 13789581V10591984B 697 68378M47303 -97G 436199798750 -388 390106 519N 3710905 13789609V10221981B 643 63078M47294 -105G 436429798782 -353 390106 520N 3710617 13789511V 9702119B 612 60078M47321 -76G 436719798695 -438
- gh90a.data0
90 106 517 37.11521 137.89532 10.09 198.2 691 47381 -21 4360.7 979874.9 -39.0 90 106 518 37.11204 137.89581 10.59 198.4 683 47303 -97 4361.9 979875.0 -38.8 90 106 519 37.10905 137.89609 10.22 198.1 630 47294 -105 4364.2 979878.2 -35.3 90 106 520 37.10617 137.89511 9.70 211.9 600 47321 -76 4367.1 979869.5 -43.8
- iyr day min Lat Lon speed head depth mag-total mag-anomaly gravity-reading gravity-total free-air gravity
- 末尾に00000という行が入ってしまうので手動で削除しておく。
- STEP2:測線ごとにプロトン磁力計のセンサーの位置補正を行う。
- 10kt前後で航行しているときは、位置を基準にして、1秒後の全磁力が正しい組み合わせ。
headingの変化の絶対値が15度以内のときは1秒後の全磁力値を採用する。
5分間隔のデータには適用しない。
- 入力データ:gh90a.data0
- 出力データ:gh90a.datam0
- プログラム:cable.f
- データを読み込み
- 連続した時刻のところは磁気の値を1分後のものに入れ替える。
- gh90a.datam0
90 106 517 37.11521 137.89532 10.09 198.2 691 47303 -97 4360.7 979874.9 -39.0 90 106 518 37.11204 137.89581 10.59 198.4 683 47294 -105 4361.9 979875.0 -38.8 90 106 519 37.10905 137.89609 10.22 198.1 630 47321 -76 4364.2 979878.2 -35.3 90 106 520 37.10617 137.89511 9.70 211.9 600 47303 -94 4367.1 979869.5 -43.8
- iyr day min Lat Lon speed head depth mag-total mag-anomaly gravity-reading gravity-total free-air gravity
- STEP3:変針中の値を除く→データ末尾にflgを立てる。
- iflg
データは通し番号を振る。変針中は番号が0.
1分間に10度以上headが変化した場合は変針中とみなす。iflg=1
時間の切れ目は測定の切れ目:時間が空いた初めのデータ=2.ライン上のデータ=0
- 入力データ:gh90a.datam0
- 出力データ:gh90a.datas01
- プログラム:forlatlon0.f
- gh90a.datas01
1 90 106 517 37.11521 137.89532 10.09 198.2 691 47303 -97 4360.7 979874.9 -39.0 2 2 90 106 518 37.11204 137.89581 10.59 198.4 683 47294 -105 4361.9 979875.0 -38.8 0 3 90 106 519 37.10905 137.89609 10.22 198.1 630 47321 -76 4364.2 979878.2 -35.3 0 0 90 106 520 37.10617 137.89511 9.70 211.9 600 47303 -94 4367.1 979869.5 -43.8 1 4 90 106 521 37.10419 137.89276 9.74 206.7 533 47275 -122 4369.9 979876.7 -36.3 0 5 90 106 522 37.10229 137.88928 9.80 208.3 484 47274 -122 4371.9 979877.1 -35.6 0
- gh90a.datas01
- iflg
- STEP4:変針中の値を除く
- iflg
変針中のデータは除く。 - 入力データ:gh90a.datas01
- 出力データ:gh90a.datas1
- プログラム:forlatlon1.f
- gh90a.datas1
1 90 106 517 37.11521 137.89532 10.09 198.2 691 47303 -97 4360.7 979874.9 -39.0 2 2 90 106 518 37.11204 137.89581 10.59 198.4 683 47294 -105 4361.9 979875.0 -38.8 0 3 90 106 519 37.10905 137.89609 10.22 198.1 630 47321 -76 4364.2 979878.2 -35.3 0 4 90 106 521 37.10419 137.89276 9.74 206.7 533 47275 -122 4369.9 979876.7 -36.3 2 5 90 106 522 37.10229 137.88928 9.80 208.3 484 47274 -122 4371.9 979877.1 -35.6 0 6 90 106 523 37.09972 137.88605 10.76 209.0 436 47256 -140 4372.9 979874.7 -37.8 0
- gh90a.datas1
- iflg
- STEP5:測地系を変換する(東京→世界)。水路部のプログラムを使うための前準備。
- プログラムが変ってからは試していない。以下は海洋情報部のサイトから
- 一度に複数の点を変換する場合(とはいえ、そんなに大量のデータは無理な感じ)
- エリアに順に緯度の度分秒、経度の度分秒を入力して下さい。
- スペース区切りで一行に六つの数字を書いて下さい。
例) 35 45 27.5 141 16 23.5
36 00 00.0 135 00 00.0
・
・
と入力して下さい。
度および分の欄にも小数を入力可能になりました。
<注意>
分の欄に小数を入力する場合、秒の欄には0を入力して下さい。
度の欄に小数を入力する場合、分および秒の欄には0を入力して下さい。
0は省略しないで下さい。一行に六つの欄が必要です。
重複して入力すると換算のうえ合算されます。
下記の三例は全て同じ結果になります。
35 45 30.0 141 15 24.0
35 45.50 0 141 15.40 0
35 45.25 15.0 141 14.75 39.0
- 緯度経度のファイルを作る。
書式にしたがって、緯度経度のみのファイルを作成する。 - 入力データ:gh90a.datas1
- 出力データ:gh90a.latlon
- プログラム :fordatum3.f
- gh90a.latlon
37 6 54.761 137 53 43.169 37 6 43.349 137 53 44.927 37 6 32.583 137 53 45.916 37 6 22.214 137 53 42.400
- gh90a.latlon
- 一度に複数の点を変換する場合(とはいえ、そんなに大量のデータは無理な感じ)
- プログラムが変ってからは試していない。以下は海洋情報部のサイトから
- STEP6:海洋情報部提供の測地系変換プログラムを使う
- 入力データ:gh90a.latlon ウェブサイトの窓にコピー&ペースト
- 出力データ:別窓に現れるデータをコピー&ペーストしてテキストファイルを作成する gh90a.wgs.latlon
- 結果:gh90a.wgs.latlon(2023.08.15)
「日本測地系 → 世界測地系(WGS84)」,「歪み補正を行う」 により変換しました。 Version : 3.1.4H-I N37゚ 6' 54.761" E137゚ 53' 43.169" => N37゚ 7' 5.649" E137゚ 53' 31.991" 海上の点です。海洋情報部の式によって変換しました N37゚ 6' 43.349" E137゚ 53' 44.927" => N37゚ 6' 54.238" E137゚ 53' 33.749" 海上の点です。海洋情報部の式によって変換しました N37゚ 6' 32.583" E137゚ 53' 45.916" => N37゚ 6' 43.474" E137゚ 53' 34.739" 海上の点です。海洋情報部の式によって変換しました N37゚ 6' 22.214" E137゚ 53' 42.400" => N37゚ 6' 33.106" E137゚ 53' 31.223" 海上の点です。海洋情報部の式によって変換しました
「日本測地系 → 世界測地系(WGS84)」,「歪み補正を行う」 により変換しました。
Version : 3.1.4H-I
この部分を手動で削除する。
- STEP7:このデータをほしい数字にする。
- 入力データ:gh90a.wgs.latlon←headerを手動で削除すみ。
- 出力データ:gh90a-wgs.txt
datumからデータを出力予定フォルダへコピーしてくる。
gh90a-wgs.txt
37.11824 137.89223 37.11507 137.89272 37.11208 137.89299
- STEP8:位置情報・フリーエアー異常を入れ替える
- 入力データ:gh90a.datas1, gh90a-wgs.txt
- 出力データ:gh90a.bs1
- プログラム:gnorm-gh.f
ここで行っているのは
- 新測地系による緯度を使って正規重力を再計算
- 旧測地系の緯度からCR80で与えたエトベス補正値を計算
- 新測地系の緯度からエトベス補正値を計算
- フリーエアー異常を再計算
- データを入れ替える。
- CR80ファイルでgravity anomalyとなっているのはフリーエアー異常(ga)である。
具体的には、以下の式で計算されていた。
etv=(7.5*cos(Lat)*sin(head)+0.0042*speed)*speed
ga=(gt+etv)-gnorm+0.87
測地基準系1967に基づく正規重力式
gnorm = 978031.85*(1+0.005278895*sin2(Lat) +0.000023462*sin4(Lat))
- 測地基準系1980に基づく正規重力式を使う。
gnorm = 978032.67715*(1+0.0052790414*sin2(Lat) +0.0000232718*sin4(Lat))
gnorm = 978032.67715 + 5163.07*sin2(Lat) +22.76*sin4(Lat)
- エトベス補正も緯度が変わるので計算しなおす。
物体が赤道に沿って地球に対して速度Vで東向きに移動すると自転速度ωR(465m/sec)から(ωR+V)に増える。
したがって遠心力の差は
2ωV=((ωR+V)2/R)-((ωR)2/R)
ωは地球の自転角速度、Vは船速度、Latは緯度、αが方位角で、エトベス補正値は
δgE=2ωVcos(Lat)sin(α)+(V2/R)
GRS80(WGS84)では、地球の半径R = 6378137.000m、扁平率F = 1.0d0/298.257223563d0
速度Vが1ノット(1.8km/h=0.5m/sec)とすると、
2ωV=2*(0.5m/sec)*((465m/sec)/6378137m)= 2*0.5*0.000729 m/sec2= 0.00729 gal= 7.29mGal
となる。
- 具体的には、Vの単位はノットなので、エトベス補正値は
etvn=(7.3*cos(Lat)*sin(head)+ 0.00392*V)*V
- 絶対重力値(wgo)=元の値(wgobs)―元のエトベス(etv)+新しいエトベス(etvn)
- よって、新しいフリーエアー異常は
ganew=wgo-wgnorm+0.87
- gh90a.bs1
1 90 106 517 37.11824 137.89223 10.09 198.2 691 47303 -97 4360.7 979875.4 -39.7 2 2 90 106 518 37.11507 137.89272 10.59 198.4 683 47294 -105 4361.9 979875.5 -39.3 0 3 90 106 519 37.11208 137.89299 10.22 198.1 630 47321 -76 4364.2 979878.7 -35.8 0 4 90 106 521 37.10722 137.88966 9.74 206.7 533 47275 -122 4369.9 979877.4 -36.7 2 5 90 106 522 37.10532 137.88618 9.80 208.3 484 47274 -122 4371.9 979877.8 -36.1 0 6 90 106 523 37.10275 137.88295 10.76 209.0 436 47256 -140 4372.9 979875.5 -38.2 0
最終行に変な値が入っていたら削除しておく。
- CR80ファイルでgravity anomalyとなっているのはフリーエアー異常(ga)である。
- STEP9:DGRF残差を計算する
- 入力データ:gh90a.bs1
- 出力データ:gh90a.bs2
- プログラム:igrf10-02.f
igrf10coeffs.dataが必要
ここで行っているのは
- 新測地系による位置を使ってDGRFを計算
- 磁気異常を再計算
- データを入れ替える。
- IGRF-10のプログラムはここから取った(↓)
http://www.ngdc.noaa.gov/IAGA/vmod/igrf.html
これをすこし書き直した。
gh90a.bs2
1 90 106 517 37.11824 137.89223 10.09 198.2 691 47303.0 -94.8 4360.7 979875.4 -39.7 2 2 90 106 518 37.11507 137.89272 10.59 198.4 683 47294.0 -101.9 4361.9 979875.5 -39.3 0 3 90 106 519 37.11208 137.89299 10.22 198.1 630 47321.0 -73.1 4364.2 979878.7 -35.8 0 4 90 106 521 37.10722 137.88966 9.74 206.7 533 47275.0 -117.4 4369.9 979877.4 -36.7 2 5 90 106 522 37.10532 137.88618 9.80 208.3 484 47274.0 -118.4 4371.9 979877.8 -36.1 0
データをチェックして、この形式のファイルを保存しておくと便利
- 諸般の事情がありまして、中断しました
石原丈実(2021)GSJ研究資料集No714のデータをご利用ください。広域にわたってレベル補正済みです。
解説はこちら ⇒ 石原丈実(2021)白嶺丸重磁力データの整備・公開.地質調査研究報告 Vol.72 No.5, 421-445
- gh**.mag.dataを主(横)測線のheadingが280-300°と100-120°、交差(縦)測線のheadingが20-40°と200-220°として横測線と縦測線にawkを使って分ける。
- そのあとエクセルで番号を振る。縦は1000番から。
- 極端なスパイクノイズは手作業ではずす
- 交点を抜き出し誤差をチェックする→ プログラムはこちら
- 交差測線(tlat,tlon)に対して主測線(yokoa,yokob)の緯度経度が、以下の条件以下のものを交点とみなす
- dlat=abs(tlat-yokoa(kk))
- dlon=abs(tlon-yokob(kk))
- if(dlat.le.0.008 .and. dlon.le.0.008) then
- dd=sqrt(dlat*dlat+dlon*dlon)
- if(dd.le.0.005) then:30秒が約1km
- gh90-res.txtを作成。
横側線、縦側線、縦緯度、縦経度、縦磁気異常、横緯度、横経度、横磁気異常
11 1004 37.99943 138.16904 -140.7 37.99806 138.16782 -129.2 11 1004 37.99943 138.16904 -140.7 37.99913 138.16435 -144.8 11 1004 38.00234 138.16997 -143.1 37.99806 138.16782 -129.2 30 1006 38.11720 138.72757 -165.2 38.12177 138.72604 -152.0 30 1006 38.11720 138.72757 -165.2 38.12083 138.72919 -162.6 21 1007 38.00813 138.71748 -252.3 38.00684 138.72217 -243.3 21 1007 38.00813 138.71748 -252.3 38.00772 138.71906 -253.7 21 1007 38.00813 138.71748 -252.3 38.00861 138.71594 -282.1 21 1007 38.00813 138.71748 -252.3 38.00957 138.71288 -312.5 4 1007 37.33921 138.20020 135.4 37.34419 138.19974 104.2 4 1007 37.33921 138.20020 135.4 37.34314 138.20319 104.8 5 1007 37.29670 138.17868 127.9 37.29358 138.17926 121.4 5 1007 37.29670 138.17868 127.9 37.29435 138.17615 119.1 5 1007 37.29382 138.17700 117.0 37.29358 138.17926 121.4 5 1007 37.29382 138.17700 117.0 37.29435 138.17615 119.1 5 1007 37.29382 138.17700 117.0 37.29507 138.17291 123.7 5 1007 37.29102 138.17523 120.1 37.29358 138.17926 121.4 5 1007 37.29102 138.17523 120.1 37.29435 138.17615 119.1 5 1007 37.29102 138.17523 120.1 37.29507 138.17291 123.7
- 交差測線(tlat,tlon)に対して主測線(yokoa,yokob)の緯度経度が、以下の条件以下のものを交点とみなす
- これを整理する。
必ず2測線以上と交わる必要があるので、これで言うと1004と11は削除。
エクセルで読み込んでとりあえず手作業。
5と1007のような複数の点で同じ線同士が接近する例では縦のデータも単純平均を取り、横の磁気値も単純平均を取る。これを交点磁力値差とする。
横側線、縦側線、縦緯度平均、縦経度平均、縦磁気異常平均、横磁気異常平均 21 1007 138.7175 38.00813 -252.3 -272.9 4 1007 138.2002 37.33921 135.4 104.5 5 1007 138.1787 37.2967 127.9 120.25 5 1007 138.177 37.29382 117 121.4 5 1007 138.1752 37.29102 120.1 121.4 15 1007 138.1494 37.24348 2 18.95 15 1007 138.1482 37.24052 2.3 18.95 9 1009 137.947 38.2365 92.8 73.93333 10 1009 137.9474 38.1197 52.3 72.65 28 1009 137.9516 37.88848 -30.65 -25.05 4 1010 137.9459 37.42342 34.3 21.4 46 1010 138.6865 38.65596 -9.6 23.5 9 1012 137.9044 38.25132 79.35 63.55 8 1012 137.93 38.32343 59.48889 51.72222 43 1012 137.9329 38.33104 52.35 40.475 7 1012 137.944 38.36149 11.23333 -5.8 6 1016 137.9618 38.41098 -40.6 -62.8333 45 1012 137.994 38.52003 -113.28 -117.1 47 1013 138.1876 38.98818 -33.8 -9.6 46 1013 138.0607 38.84655 -11.6125 7.55 45 1013 138.0201 38.80275 -48.5 -39.0667 30 1014 138.5235 38.18173 -88.34 -78.06 21 1014 138.8838 38.77664 -91.3 -108.767 6 1016 138.0112 38.39714 -57.3 -56.35 33 1018 137.9243 38.59323 -90.4 -86.7333 43 1018 137.9564 38.62909 -45.16 -50.16 44 1018 137.9667 38.64054 -39.4 -40.45 48 1018 138.0073 38.6858 -33.7 -32.8 24 1018 138.0431 38.72579 20.5 19.26667 47 1018 138.0942 38.7828 -58.9 -59.2714 45 1018 138.0349 38.80332 -79.5 -66.6667
- 横―縦を磁気値差とする。
- 通し番号を振る。縦、横、元縦、元横、横―縦
1 1 1007 4 -30.9 3 1 1010 4 -12.9 1 2 1007 5 -0.65 7 3 1016 6 -10.6417 4 4 1012 7 -17.0333 4 5 1012 8 -7.76667 2 6 1009 9 -18.8667 4 6 1012 9 -15.8 2 7 1009 10 20.35 1 8 1007 15 16.65 1 9 1007 21 -20.6 6 9 1014 21 -17.4667 8 10 1018 24 -1.23333 2 11 1009 28 5.6 6 12 1014 30 10.28 8 13 1018 33 3.666667 4 14 1012 43 -11.875 8 14 1018 43 -5 8 15 1018 44 -1.05 4 16 1012 45 -3.82 5 16 1013 45 9.433333 8 16 1018 45 12.83333 3 17 1010 46 33.1 5 17 1013 46 19.1625 5 18 1013 47 24.2 8 18 1018 47 -0.37143 8 19 1018 48 0.9
- 通し番号を振る。縦、横、元縦、元横、横―縦
- ここからプログラムclc.fの入力データを作る。(reform.f)→
プログラムはこちら
- 最小二乗法で測線同士のバイアスを計算する→
プログラムはこちら
- 出力 memoc.txt
1 5.8 2 -12.6 3 23.8 4 -9.5 5 9.8 6 8.9 7 -13.4 8 -1.1 9 36.7 10 6.4
- これは縦が先に来るから、gh90は縦測線が8本だったので、1-8までは縦の番号、それ以降は横の番号に手入力で戻す。
1007 5.8 1009 -12.6 1010 23.8 1012 -9.5 1013 9.8 1014 8.9 1016 -13.4 1018 -1.1 4 36.7 5 6.4
- このバイアス値を全てのデータに足す。→
プログラムはこちら
- 図化を行う
-
- 測線図
- gh90.bs2.dataより
awk '{print $6, $5}' gh90.bs2.data > gh90.pos
として以下のファイルを作る。
137.89223 37.11824 137.89272 37.11507 137.89299 37.11208
- GMTを起動して500mメッシュの地形データと重ねがきをする。
grdcontour bathy500m.grd -R135:00/142:00/37:00/44:00 -JM10 -C500 -P -K -V > D:\Myhome\yoreyore\gh90.eps psxy D:\GHdata2008\gh90.pos -R135:00/142:00/37:00/44:00 -JM10 -Sc0.01 -G255/0/0 -K -O -V >> D:\Myhome\yoreyore\gh90.eps pscoast -R135:00/142:00/37:00/44:00 -JM10 -Df -W2 -K -O -V >> D:\Myhome\yoreyore\gh90.eps psbasemap -R135:00/142:00/37:00/44:00 -JM10 -Ba5f1g1WSne -O -V >> D:\Myhome\yoreyore\gh90.eps
sample: - 水深図
- 佐渡周辺
awk '{print $6, $5, -$9}' gh90.bs2.data > sado.dep.data
awk '{print $6, $5, -$9}' gh91.bs2.data >> sado.dep.data
として以下のファイルを作り、Nodataを手動で削除する。
- GMTを起動して500mメッシュの地形データと重ねがきをする。
sample: - フリーエアー異常図(交点補正なし)
- 佐渡周辺
awk '{print $6, $5, $14}' gh90.bs2.data > sado.fag.data
awk '{print $6, $5, $14}' gh91.bs2.data >> sado.fag.data
として以下のファイルを作り、Nodataを手動で削除する。
- GMTを起動して500mメッシュの地形データと重ねがきをする。
makecpt -Chaxby -T-100/100/10 -Z > ghfag.cpt blockmean D:\GHdata2008\sado.fag.data -R137:50/140:10/37:00/39:00 -I30c -V > ghfag.blk surface ghfag.blk -R137:50/140:10/37:00/39:00 -I30c -T0.2 -Gghfag.grd -V grdmask ghfag.blk -R137:50/140:10/37:00/39:00 -I30c -NNaN/1/1 -S10k -Gghfag.mask.grd -V grdmath ghfag.grd ghfag.mask.grd OR = ghfag.masked.grd grdimage ghfag.masked.grd -R137:50/140:10/37:00/39:00 -JM15 -Cghfag.cpt -P -K -V > ghfag.eps grdcontour bathy500m.grd -R137:50/140:10/37:00/39:00 -JM15 -C500 -K -O -V >> ghfag.eps psxy D:\GHdata2008\sado.fag.data -R137:50/140:10/37:00/39:00 -JM15 -Sc0.02 -G255/0/0 -K -O -V >> ghfag.eps psscale -D5/-1/8/0.2h -Ba50f10g5:Free-airAnomaly(mgal): -Cghfag.cpt -K -O -V >> ghfag.eps pscoast -R137:50/140:10/37:00/39:00 -JM15 -Df -W2 -K -O -V >> ghfag.eps psbasemap -R137:50/140:10/37:00/39:00 -JM15 -Ba0.5f0.25g0.25WSne -O -V >> ghfag.eps
sample:
- DGRF異常図(交点補正なし)
- Susan Macmillan and Stefan Maus (2005)
International Geomagnetic Reference Field-the tenth generation. Earth Planets Space, Vol. 57 (No. 12), pp. 1135-1140, 2005 - 岸本清行・石原丈実・玉木賢策(1984)
地質調査所における海洋地球物理データ処理の現状。財団法人日本水路協会、シンポジウム資料、最近の海底調査―その4-、39-45 - 大門 肇・加藤 剛・片山真人・久保良雄(2002)
新・測地系変換ソフトウエアMGC2000A,水路部技報,vol.20, pp.58-70. - 岸本清行(1999)
海陸を合わせた日本周辺のメッシュ地形データの作成:Japan250m.grd 地質調査所研究資料集(GSJ Open file Report)No.353 - 飛田幹男(2002)
世界測地系移行のための座標変換ソフトウエア"TKY2JGD",国土地理院時報,vol.97, pp.31-51. - 上嶋正人・駒澤正夫(1996)
積丹半島の地磁気・重力・三成分地磁気異常測定。平成7年度研究概要報告―北海道南西沖海域、13-29、地質調査所 - Wessel, P. and Smith, W.H.F. (1998)
New, improved version of the Generic Mapping Tools released, EOS Trans. AGU, 79, 579 - 地質調査総合センター(2005)
日本空中磁気データベース。数値地質図 P-6、地質調査総合センター - 地質調査総合センター(2004)
日本重力 CD-ROM 第2版。数値地質図 P-2、地質調査総合センター - 地質調査総合センター(2013)
日本重力データベース DVD版。数値地質図 P-2、地質調査総合センター - 地質調査所・東、東南アジア沿岸地球科学計画調整委員会(CCOP)(1996)
400万分の1東アジア磁気異常図。数値地質図 P-1、地質調査所 - 中塚 正 (1989)
空中磁気探査のシステム化について(II) ―データ処理ソフトウェアシステム―. 地調月報, vol.40, 99-111. - 中塚 正(1984)
空中磁気探査のシステム化について(I) ―ハードウェアシステム―. 地調月報, vol.35, 341-364. - 中塚 正(2001)
日本周辺空中磁気異常のデータベース構築について。地質調査所月報、vol.52, No.2/3, pp.125-132
メッシュデータを作れなかった言い訳
参考文献