浦川地域の磁気異常を例にして(あまり良い例では無い)
- もとの磁気異常図(urakawa_mag.eps)
コンター間隔20nT;赤→正異常;青→負異常
- トレンド
コンター間隔50nT;赤→正異常;青→負異常
- 一次傾向面を除いた残差異常
コンター間隔50nT;赤→正異常;青→負異常
- パワースペクトルをm=nの場合について計算した。
ここではA、B、Cの3本の直線が引ける。
ln(P)=lnC-2kzでkは波数(周波数に2πをかけたもの)
直線A、B、Cの傾きはそれぞれ-47.06、-12.9、-5.8となった。
k=2πxだから、グラフの傾きは-4πzである。よってzは
直線Aで-47.06÷(-4×3.14)=3.74km
同様にしてBは1.02km、Cは0.46km
今、このデータでは飛行高度が1500ft=約450mなので実際の深度はこれより0.45km浅い。
ゆえに地表からの深さはAは約3.3km、Bは約0.5km、Cは約0.0km、となる。
実際は地表に超塩基性岩体が露出しているが、平均上面深度であるから、このくらいは妥当と考える。
加藤元彦(1987)のプログラムに手を加えたもの)こちら