産業技術総合研究所

ナノ材料研究部門
南 信次(名誉リサーチャー)

   
2015年10月22日更新

(トピックス)
2008年9月 カーボンナノチューブを用いた高感度ガスセンサーを開発 −簡便な手法で安価に作製できる二酸化窒素センサー−(2008年9月30日プレス発表)
2008年6月 カーボンナノチューブ薄膜FETで、オン/オフ比「10の5乗」を実現、移動度は2cm2/Vs以上:<高純度半導体ナノチューブの分離・抽出により>(2008年6月10日プレス発表)
2006年8月二層カーボンナノチューブやアーク放電単層カーボンナノチューブのChirality分布を初めて解明  <2.3μmまで検出可能な広帯域近赤外発光マッピングシステムの開発により>
2005年6月カーボンナノチューブで作る“光る薄膜”(産総研Today 2005年6月号)   PDF版
2005年2月「カーボンナノチューブを配http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2008/pr20080610/pr20080610.html向させて偏光発光性フィルムを開発」(2005年2月22日プレス発表)
2004年8月 "Producing Carbon Nano-Jelly in AIST" (2004年8月 Asian Pacific Nanotech Weekly)
2004年7月脈々ニッポンの技「ナノテク版墨流し」(共同通信取材、茨城新聞等21地域誌に掲載, 2005年4月「和紙とケータイ---ハイテクによみがえる伝統の技」[共同通信社編、草思社発行]に収録)
2004年3月「カーボンナノチューブできれいな薄膜ができた!!」 (Nantech2004展示会出展)
2003年10月"Modified nanotubes show electronic promise"(Chemistry in Britain, 2003年10月号, p.11) 下記のJ. Mater. Chem.論文に基づく記事
2003年7月単層カーボンナノチューブの化学修飾に関する論文がJ. Mater. Chem.のHot Articleに選定(メールインタビューを受ける)


 since June 25,  2001

 

発表論文リスト
  
産総研HPへ
 
ナノ材料研究部門HPへ


フォトギャラリーつくば
「筑波の四季」
 
                                                         
◆研究目標◆
  
 物質に光を当てると色々なことが起こります。当てた光とは別の色の光が出たり、電気が流れたり、化学変化が起こったりと、多彩な現象が発現します。一方、物質に電気的、機械的、熱的な刺激を加えることで、光が発生することもあります。このような現象を様々な角度から調べていけば、これまで知られていなかった、物質の新しい性質や機能が見つかるはずです。私たちのグループでは、これら様々な光変換過程と、ナノメートルレベルでの物質構造(分子構造、分子の配向、集合体構造、複合化等)とが、どのように関係しているかを研究しています。また、分子間の化学的相互作用が、光・電子物性にどのような変化を引き起こすかは、センサー等への応用上も重要な問題です。このような研究を通じて、新たな光・電子・化学機能材料の開発につながるタネを見つけるべく努力を重ねています。
◆研究手法◆
  
[対象物質]   
カーボンナノチューブ等炭素系新材料 
  
[材料化手法] 
1) 共役分子等の化学修飾  
2) 薄膜化(LB法、キャピラリー法、真空蒸着、ポリマー分散等)   
3) 異種物質の複合化  
4) 分子配向・分子配列制御、分子の自己組織化  

[評価手法]   
1) 可視紫外光吸収、発光、電場変調分光等の様々なスペクトル測定   
2) 光伝導、光起電力、電界発光等の光電子物性及びその分光特性   
3) パルスレーザーを用いたナノ秒、ピコ秒領域での、光学的・電気的過渡特性   
4) STM/AFM、赤外・ラマン分光、SEM、AFM、X線等を用いた構造評価・解析   
 

    
◆研究テーマ◆
   
炭素系新材料(主としてナノチューブ等)の光・電子機能探索と開発 
・カーボンナノチューブの電子状態制御(化学ドーピング、電気化学ドーピング等) 
・カーボンナノチューブの光電物性・機能探索 
・カーボンナノチューブの化学修飾・薄膜化技術開発
・カーボンナノチューブの光・電子機能応用技術開発(センサー等)