噴火ネットの皆様

鹿児島地方気象台が本日(12日)11時に発表した、
桜島火山観測情報第９号をお知らせします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　福岡管区気象台地震火山課　井口



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　　　　　　　　　　　　　火　山　観　測　情　報                  

                      　        第　10　号

                                    　　　　  平成11年12月12日11時00分
                                    　　　　　鹿児島地方気象台発表


                  　   火 山 名 ： 桜　島


  臨時火山情報第４号（平成11年12月10日発表）以降の桜島の活動をお知らせ
します。
　桜島南岳は今月に入って活発な活動を続けています。10日は噴火４回、うち
爆発２回、11日は噴火８回ですべて爆発でした。本日は10時現在、噴火１回、
うち爆発１回です。特に11日06時22分と23時38分の爆発では、少量と中量の噴
石を７合目まで飛散しました。10日から12日10時までの火口縁からの噴煙の最
高高度は、1400ｍ（10日08時00分、12日07時04分）でした。また、震動観測点
Ａ点（袴腰近く、南岳火口から西北西4.6km）での爆発地震の最大振幅は、10
日19時03分の爆発の33μｍ（マイクロメ−トル）でした。
　なお、12月に入ってから12日10時までの噴火回数は28回、うち爆発は26回
で、今年に入ってからの爆発回数は175回です。
　桜島は、現在も火山性地震と火山性微動が断続的に発生しており、地下活
動、噴煙活動ともに活発な状態です。今後しばらくの間は噴石を伴う爆発が発
生することも考えられますので、十分注意して下さい。

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