速報5/26(20000529-11.42.01)

From: SHINOHARA
地質調査所 有珠火山噴火対応状況速報 - 2000.05.26
■5/26の有珠火山活動状況情報
◎火山噴火予知連絡会で新たな統一見解
5/22に気象庁で第85回の定例会が開催.有珠山の火山活動について、「マグマの活動
は次第に低下しており、このままの傾向が続けば、噴火が終息に向かう可能性があ
る」とした統一見解を発表。
◎噴火活動は継続
西山西麓と金毘羅山西側山麓の複数の火口から水蒸気主体の白煙を上げる活動を継続。
◎地殻変動は鈍化傾向
セオドライトなどの観測によると,西山の火口群付近を中心とした地盤の隆起は鈍化
傾向ながら継続中。
◎地震活動他に変化なし
地震や空振は回数は少ないが、継続。
◎有珠山部会は週1回に変更
隔日で行われていた現地での有珠山部会が週1回の開催に変更。次回は5/26を予定。
■地質調査所の調査
◆現地調査
◎セオドライトによる地殻変動観測
有珠山南西麓および北麓についての観測を継続。
◎自動光波測距装置による連続観測
有珠山西側について自動光波測距装置による観測を継続。
◎地下水観測
有珠山周辺の観測井(通産局1号および2号)について地下水位観測を継続。
所員1名現地に出張し、地下水位の連続観測機器設置のための工事監督等を実施。1
号井の抗口工事終了.2号井の地下水位連続観測データの転送システム調整中.
◎火山噴火予知連絡会に資料提出
地質調査所によって得られている観測結果を、5/22の火山噴火予知連絡会定例会に提
出。
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SHINOHARA Hiroshi
Mineral and Fuel Resources Department
Geological Survey of Japan
Higashi 1-1-3, Tsukuba 305-8567, JAPAN
tel:81-298-61-3634, fax: 81-298-61-3633
e-mail: shino@gsj.go.jp
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