有珠火山の過去の噴火の経過
有珠火山の過去の噴火の経過
地質調査所OB、曽屋氏によるまとめ
1663(寛文3)年 山頂噴火
旧暦 7月11日から地震
7月14日から噴火 軽石噴火,水蒸気爆発,火砕サ−ジ
7月まで活動継続
1769(明和5)年 山頂噴火
旧暦 12月16日から噴火
軽石噴火,火砕流(熱雲),火砕サ−ジ,溶岩ド−ム(小有珠)
終了不明
1822(文政5)年 山頂噴火
旧暦 1月16日から地震
1月19日から噴火
1月22日 火砕流(熱雲)
2月1日 2度目の大きな火砕流(熱雲),50人死亡,53人負傷
2月9日まで続いた.おがり山(潜在溶岩ド−ム),ただし小丘と
して認めれられる様になったのは明治年間1890年頃.
1853(嘉永6)年 山頂噴火
旧暦 3月5日から地震
3月15日から噴火,軽石噴火,火砕流(熱雲),火砕サ−ジ
3月28日溶岩ド−ム(大有珠)出現,
1889(明治22)年 595m
1905(明治38)年 692m
1909(明治42)年 700m
1911(明治44)年 740m
1910(明治43)年 北山麓噴火
7月19日から地震
7月25日から噴火,水蒸気爆発,金毘羅山から2.7キロ,45
噴火口,泥流.
8月5日 噴火終了
噴火終了後から地盤変動,明治新山11月10日,155m
隆起,1.5m/日
明治新山と東丸山の中間も75m隆起
1943−45年 東山麓噴火(昭和新山)
先噴火期(1993.12.28−1944.6.22)
地震,東麓の柳原で隆起,16m
4月中旬からフカバ部落で最大50mの隆起
爆発期(1944.6.23−10.31)
6月23日 フカバで水蒸気爆発.松夲山の南に7つの火口
100−130m隆起,屋根山
熔岩ド−ムの生成期(1944.11月上旬−1945年9月)
屋根山の中央部に溶岩ド−ムの成長(昭和新山)
1977−78年 山頂噴火(有珠新山)
8月6日早朝 地震始まる
8月7日9時12分 噴火.軽石噴火,8月14日01時55分まで
その後,火口原の隆起,2ヶ月半で40−50m
11月16日から第2期の噴火始まる,水蒸気爆発−マグマ水蒸気爆発
78年10月27日に噴火終了.
80年3月 有珠新山 170m隆起し,656.8mとなる.
外輪山北東部は160m以上膨らむ.
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Isoji MIYAGI