Minemawari's Homepage

産総研
峯廻 洋美(Hiromi Minemawari)
国立研究開発法人産業技術総合研究所
電子光基礎技術研究部門
メゾスコピック材料グループ 主任研究員
〒305-8565 茨城県つくば市東1-1-1 つくば中央第5-41
E-mail:minemawari-rom[at]aist.go.jp
last updated 2022.7.5 Profile ■略歴
2022年4月よりナノカーボンデバイス研究センター兼務
Profile

■略歴

  • 2009年3月 北海道大学 大学院理学院 化学専攻 博士課程修了、博士(理学)
  • 2009年4月 産業技術総合研究所 光技術研究部門 特別研究員
  • 2011年4月 同 フレキシブルエレクトロニクス研究センター 特別研究員
  • 2012年4月 同センター 研究員
  • 2017年10月 同センター 主任研究員
  • 2018年8月〜2019年7月 産業技術総合研究所 総務本部ダイバーシティ推進室 企画主幹
  • 兼務)2018年8月〜2019年3月 同 フレキシブルエレクトロニクス研究センター フレキシブル有機半導体チーム付
  • 兼務)2019年4月〜2019年8月 同 電子光技術研究部門 メゾスコピック材料グループ付
  • 2019年8月 同 電子光技術研究部門 メゾスコピック材料グループ 主任研究員
  • 2020年4月〜 同 電子光基礎技術研究部門 メゾスコピック材料グループ 主任研究員
  • 兼務)2022年4月〜 ナノカーボンデバイス研究センター 先端素材研究チーム付


■所属学会・委員活動

  • 日本化学会、応用物理学会、日本物理学会、The Society for Information Display会員

  • International Workshop on Active-Matrix Flatpanel Displays and Devices (AM-FPD), プログラム委員 (2020年12月〜)
  • International Display Workshops (IDW), Active-Matrix Displays workshopプログラム委員 (2013年4月〜)
  • 公益社団法人応用物理学会 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会 幹事 (2015年4月〜2017年3月)


■外部活動

  • 非常勤講師 山梨大学 電気電子工学特別講義 (2018年、2019年)


■受賞歴

  • 2011年12月  応用物理学会第31回応用物理学会講演奨励賞
  • 2014年2月   International Display Workshops IDW'13 Best Paper Award
  • 2014年4月   日本MRS 第23回日本MRS年次大会奨励賞
  • 2019年4月   産総研理事長賞「産総研の育児支援制度の構築」(ダイバーシティ推進室)
  • 2021年5月   SID(The Society for Information Display) Peter Brody Prize
    "For her contributions to innovative printing techniques for high-performance organic thin-film transistors for flexible and printed electronics."

研究紹介
 
次世代のエレクトロニクスを革新すると期待されるフレキシブル・プリンテッドエレクトロニクス技術の実現を目指し、有力材料である有機半導体を主な対象に、「印刷技術による薄膜デバイス化」と「塗布型半導体材料の高度化」を両輪とした研究開発を進めています。

【キーワード】
有機固体化学、結晶構造、プリンテッドエレクトロニクス、インクジェット、有機トランジスタ

印刷でつくる高性能有機トランジスタ

有機半導体を溶解させたインクと有機半導体の結晶化を促すインクを微小な液滴として交互に印刷するダブルショット・インクジェット印刷法を開発し、単結晶薄膜という極めて高品質な半導体層を形成することに成功しています。2種のインクにより結晶成長とインク乾燥過程を巧みに制御することで従来のインクジェット技術に特有の材料凝集を回避でき、さらに微小液滴の特異な混合メカニズムを活用することで液滴界面で理想的な分子の自己集合を誘起することが可能です。この技術により作製した有機TFTは液晶ディスプレイに用いられているアモルファスシリコンTFTを大幅に超える性能を示し、有機半導体の高いポテンシャルと、それを十分に発現させるための高品質薄膜を印刷技術により作製可能であることを実証しました。
図_プロセス
詳細は
Nature 475, 364-367 (2011).
産総研プレスリリース

Jpn. J. Appl. Phys. 53(5S3), 05HC10 (2014).

単結晶薄膜の形成メカニズムの詳細は
J. Phys. Chem. C 121(16), 8796-8803 (2017).
Adv. Funct. Mater. 25(26), 4022-4031 (2015).

塗布型有機半導体材料の高度化に向けて

優れたp型半導体であるベンゾチエノベンゾチオフェン骨格を様々に置換した誘導体について、結晶構造解析に基づく置換基効果の系統的な評価を実施し、鎖長に依存した分子パッキング様式と溶解度・熱安定性および印刷プロセス適合性との相関を明らかにしました。また各分子パッキング構造を成り立たせる分子間相互作用を詳細に評価することで、高性能な半導体特性の実現に重要とされる層状ヘリンボーン構造が、置換基の効果によっていかに安定化および変調されるかを解明し、塗布型有機半導体の更なる高性能化に向けた材料設計指針を得ました。得られた知見に基づき、優れた印刷プロセス適合性・高安定性・高信頼性を有する高性能な塗布型材料の開発に取り組んでいます。
図_材料
詳細は
Chem. Mater. 29(3), 1245-1254 (2017).
Chem. Mater. 27(11), 3809-3812 (2015).
研究業績
業績リスト
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