ホストOS : Windows11 22H2
使用ソフトウェア : VMWare workstation pro 17.02, Ubuntu 22.04.4 LTS
(2024/03)VMWare の 17.5.1 は不具合が多く非推奨.
仮想マシンをカスタム設定にて作成.仮想マシン形式は 17 とする.
ゲストOSイメージに ubuntu-22.04.4-desktop-amd64.iso を使用し,簡易インストールを行う.
インストール準備完了時に「ハードウェアをカスタマイズ」を開き,USBコントローラ項目にて互換性を2.0 -> 3.1へ変更する.(USB3.1でないとFPGAボードなどの外部機器を接続できない場合がある).また,bluetoothのチェックボックスを外す.
(VMWare 17 のみ)キーボード・マウスの切断・遅延の不具合解消の設定を行う.プロセッサ項目の仮想化エンジン IOMMUを仮想化 をチェックする.このほか,Windowsのメモリ整合性を無効に設定する.
簡易インストールを選択,インストール途中でキーボード・ロケール設定・ユーザ設定など行う必要がある.なお,簡易インストールによりvmtoolsのインストールや共有フォルダの初期設定は自動的に行われる.
デフォルトで日本向けのサーバに設定されている.
(2024/03 現在) Settings → About → Software Update ダイアログ → Ubuntu SoftwareタブのDownload fromでアップデートなどパッケージのサーバを変更できるが,標準の設定を用いること.20.04 と異なり,ミラーサーバの情報では build-essential などパッケージの整合性に問題があり,インストールできない不具合がある.
Ubuntu 22.04 では Window システムが Wayland であり,X window システムとの互換性により gtk や Xilinx vivado の表示に不具合が生じることがあり,その場合は Window システムを xorg に変更する./etc/gdm3/custom.conf ファイルの下記の行のコメントアウトを外すことで変更できる.
#WaylandEnable=false
再起動後,Settings → About にて Windowシステムが X11 に変更されていることを確認できる.
ターミナルウィンドウの Preferences から (Profile)Unnamed を選択し,ColorsタブにてPalette/Built-in schemesを選択することで変更できる.
20.04 LTS と同様の配色は Tango を選択することで設定できる.
Settings → Region & Language → Japanese を選択する.また,インストールされている言語の管理を選択し,選択時に現れる追加インストールを行う.
20.04 と比べ,メニューの日本語化やターミナルのフォントの設定が異なる.そこで,日本語入力などのパッケージを導入して近しいものに設定する.(2024/03)下記の中で既にインストールされているパッケージもある.
sudo apt install language-pack-ja-base
sudo apt install task-japanese-gnome-desktop
sudo apt install language-pack-gnome-ja-base
sudo apt install fonts-noto-cjk-extra
sudo apt install fonts-takao
再起動後,ターミナルの設定 → プロファイル → 文字 にて フォントを指定チェックボックスをチェックし,フォント名をUbuntu Monoとすることで20.04に近いターミナル表示となる.
Ubuntuにて利用されている日本語フォントとして,Noto Sans CJK (Google),Source han code CJK (Adobe),takao (IPA派生) など挙げられる.見た目を20.04に近しい表示として,ターミナルではUbuntu Mono(Google),Visual Studio CodeではSource hans code CJK (Adobe) を利用することとした.
追加フォントとして,Source han code CJK(Adobe,源の角ゴシック)を導入する.
導入では,font-managerを利用する.
sudo apt install font-manager
Source han code CJKフォントを導入する.
cd Downloads
wget https://github.com/adobe-fonts/source-han-code-jp/releases/download/2.012R/SourceHanCodeJP.ttc
font-manager
font-manager上でAdd fonts「+」をクリックし,SourceHanCodeJP.ttcを選択する.
なお,font-managerにてフォントを選択し,Propertiesを参照することでフォントを呼び出す際の名前が確認できる.
VM をシャットダウンし,VMwareツール上の共有フォルダ設定を行う.再起動後,/mnt/hgfs フォルダ下に共有フォルダが現れない場合は,下記の設定を行う.
参照:https://sakimika.hateblo.jp/entry/2022/02/24/153940
マウントしていないが,ツール上認識されているか確認.下記コマンドで共有フォルダが表示される.
vmware-hgfsclient
マウントポイント作成~共有フォルダマウントまで
sudo mkdir /mnt/hgfs
sudo /usr/bin/vmhgfs-fuse .host:/ /mnt/hgfs -o subtype=vmhgfs-fuse,allow_other
上記手順により共有フォルダ /mnt/hgfs/(フォルダ名) にアクセスできるようになるが,再起動すると vmhgfs-fuse コマンドを実行し直す必要がある.
常に共有フォルダをマウントするには,下記の行を /etc/fstab に加える.
.host:/ /mnt/hgfs fuse.vmhgfs-fuse allow_other,auto_unmount,defaults 0 0
sudo apt install htop
sudo apt install emacs
sudo apt install wget gpg
wget -qO- https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > packages.microsoft.gpg
sudo install -D -o root -g root -m 644 packages.microsoft.gpg /etc/apt/keyrings/packages.microsoft.gpg
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64,arm64,armhf signed-by=/etc/apt/keyrings/packages.microsoft.gpg] https://packages.microsoft.com/repos/code stable main" > /etc/apt/sources.list.d/vscode.list'
rm -f packages.microsoft.gpg
sudo apt install apt-transport-https
sudo apt update
sudo apt install code
仮想環境起動時にGUIが立ち上がらない場合,ubuntu-desktopパッケージのインストールにより復帰することがある.
(レポジトリのダウンロードサーバを変更した際に不具合が起こることが報告されている)
sudo apt install --reinstall ubuntu-desktop
.vmx ファイルから下記の行を削除する.
usb.restrictions.defaultAllow = "FALSE"
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
OS全般のホイール量調整にimwheelを利用する.
sudo apt install imwheel
imwheelを実行すると,サービスとして稼働する.
imwheel
スクロール量設定は ~/.imwheelrc を編集する.数値は動作に併せて調整する.
".*"
None, Up, Button4, 4
None, Down, Button5, 4
.imwheelrc設定の反映
imwheel -k