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理学博士(東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程 |
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キーワード
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進行中プロジェクト
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農薬がシャジクモ類減少の一因である可能性に関するフィージビリティースタディ(2006年度、継続予定) 1950年代半ばに各地の湖沼でシャジクモ類が衰退した原因の一部が除草剤ではないかとの仮説のもとに実験室実験、フィールド調査、古陸水学などの学際的な研究を進めています。 塩分が比較的安定している感潮域における付着性汚損生物の侵入動態の解明(2006〜2007) 塩分が比較的長期的なスパンで変動する島根県の宍道湖・中海において、表在性でopportunisticな戦略をとる懸濁物食二枚貝ホトトギスガイの浮遊幼生がどのように定着し分布を拡大するのか、高塩分水の動態を同時に観測したり、現場飼育実験を行って解明します。 |
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終了プロジェクト
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サンゴ礁−海草藻場−マングローブ林から構成される複合生態系における環境動態の解析(2004〜2007)
サンゴ礁・海草藻場・マングローブ生態系を、それぞれが相互作用を持つ「複合生態系」の中のサブシステムとして捉えなおし、複合生態系としての環境動態の中から特に、生態系の健全性と関わりが大きい有機物と栄養塩(窒素・リン)の動態を観測しました。また、新規開発した測器を用いて得られた画像をGISに整理しました。 湖沼の水質指標として重視されているCOD(Mn)が、酸素を消費しやすい易分解性有機物の指標としては必ずしも適切ではない可能性と、酸素消費は水中の有機物量ではなく、堆積物の有機物量や水の交換速度に依存している可能性の2点から、水中のCOD(Mn)を指標にした規制では内部負荷の減少には効果がない可能性を検討しました。 環境感受性が高い沿岸魚類の食生態分析に基づく環境動態解析手法の開発(2002〜2004)内湾で雌化が報告されているコノシロを対象に、安定同位体比を用いた食生態と有機塩素化合物との関係を検討しました。 日本の亜熱帯海域における海草藻場の評価手法に関する研究(2000〜2002) 従来は航空写真で調べられていた海草の分布状況について、気球と水中ロボットで調査するシステムを開発しました。 宍道湖や東京湾の生物のダイオキシン濃度が食物連鎖を通じて増えるのかどうかを、横浜国立大学と共同で研究しました。 サンゴ礁は二酸化炭素のシンクかソースかという二者択一的な議論はおいて、仮にソースだとしても、どうすればシンクになり得るのかを検討しました。 赤潮やアオコなどの植物プランクトンの異常増殖は大型動物を含む食物連鎖が正常に機能することによって防止できることを、窒素やリンを指標にして定量的に明らかにしました。また横浜国大との共同研究で、1940年代からの堆積中ダイオキシン濃度の変遷を解明しました。 ODP Site1016で採取したカリフォルニア沖コア堆積物について、安定同位体比などを用いて古環境を解析しました。 サンゴ礁では植物による光合成に必要な栄養物質としての窒素のかなりの割合が大気から供給されることを、サンゴ等の安定同位体比を世界で初めて分析して証明しました。これによりサンゴ礁では二酸化炭素が放出されるとした定説が、国際的に再検討されることになりました。 |
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国際活動
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受 賞
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委員会活動
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所属学会
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