令和2年度
2021-2-28 長岡技術科学大学の瀬脇直くんが技術研修員(実務訓練生)として産総研北海道センターで研修を行いました!
2020年11月6日〜2021年2月19日にかけて長岡技術科学大学の瀬脇直くんが技術研修員及び実務訓練生として産総研北海道センターの微生物生態工学研究グループで研修を行いました。今回は、「環境中に生息する微生物の多様性と代謝機能解明に向けた分子生物学的・情報科学的技術と微生物の培養技術の習得」を研究テーマとして3.5ヶ月間技術研修に励みました。瀬脇くんのお陰で研究も進展し、私が逆に助けられていました。瀬脇くんがさらに成長して、活躍していくことを期待しています!
瀬脇直:技術研修報告
2020年11月6日〜2021年2月19日の約3.5ヶ月間、産業技術総合研究所北海道センターにて実務訓練を行いました。微生物の多様性と代謝機能解明に向けた分子生物学的・情報科学的技術習得のため、遺伝子解析方法やデータ解析技術について学習しました。さらに、嫌気性微生物の培養について理解を深めることができました。また、美味しいスープカレーやジンギスカンを食べたり、昼休みに雪中サッカーをしたりととても充実した実務訓練になりました。ご指導いただいた成廣さん、黒田さん、時沢さんをはじめ微生物生態工学研究グループの皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。

2020-12-25 都城工業高等専門学校の前田稜太くん、穐田南海さんが第57回環境工学研究フォーラムに参加・研究発表を行いました!
2020年12月9日〜10月11日にオンラインで開催された「第57回環境工学研究フォーラム」に前田稜太くん(都城高専専攻科1年)、穐田南海さん(都城高専3年)が参加し、研究発表を行いました。2人共、日本語の査読付論文(A論文)が採択されたため、査読付論文セッションで20分間の口頭発表と5分間の質疑応答を行いました。
オンラインでの口頭発表で緊張した様子も見られましたが、堂々と研究発表と質疑応答をしている様子を見ることができ、2人の成長を実感しました。今回の査読付論文執筆、研究発表に関してご支援いただいた皆様へ心より感謝申し上げます。また、査読付論文が採択された前田くん、穐田さん本当におめでとうございました!
前田稜太:第57回環境工学研究フォーラム参加報告
12月9日〜11日にオンライン形式で開催された第57回環境工学研究フォーラムに参加しました。自分の発表は2日目で、20分間の口頭発表と5分間の質疑応答を行いました。長時間の発表・質疑応答で緊張しましたが何とか乗り切る事ができました。ただ、質疑応答では自分の勉強不足や「こうした方が分かりやすく説明できた」というような反省点も多かったため、今後の学会でこの反省を生かしていきたいです。発表スライドについても、もっと分かりやすいスライドを作成できるように努力する必要があると感じました。また、他の方々の発表や研究内容を見て勉強になることも多くありました。今回の発表に至るまで、論文の作成や発表練習などにご協力頂いた黒田先生をはじめ関係者の方々に深く感謝いたします。
穐田南海:第57回環境工学研究フォーラム参加報告
12月9日から3日間オンライン上で開催された第57回環境工学フォーラムにおいて発表させていただきました。初めての学会発表に向けた準備で,質疑に備えこれまで以上に結果を考察するのが少し楽しかったです。当日の発表では質疑応答が難しかったですが,今後の課題も分かったので,次の学会発表に向けて研究に励みたいです。また,大学院で研究されている学生の方や研究者の方の発表も聞くことができ,発表の仕方やスライドの作り方が勉強になりました。これまでご指導してくださった共著者の皆さまを始め、黒田先生に感謝です!
2020-12-1 産総研技術研修員の蔵下はづきさん、新島二葉さん、前田稜太くんが5th STI-Gigaku 2020に参加・研究発表を行いました!
2020年10月30日〜10月31日に長岡技術科学大学(現地)とオンラインで開催された「5th STI-Gigaku 2020」に産総研技術研修員の蔵下はづきさん(長岡技術科学大学GD1)、新島二葉さん、前田稜太くん(都城高専専攻科1年)が参加し、研究発表を行いました。蔵下さんは現地にて90秒の英語スピーチとポスター発表、新島さんと前田くんはオンラインで5分間の口頭発表と1分間の質疑応答を英語で行いました。
オンラインでの口頭発表のみ聴講しましたが、無事に新島さんと前田くんが「Best Research Presentation Award by Sumitomo Riko Company Limited」を受賞することが出来ました!蔵下さんは残念でしたが、ポスターの内容や作り込みについてはどの参加者にも負けていなかったと思います。今回の経験を今後の研究生活に活かしてほしいと思います。本当におめでとうございます!!


蔵下はづき:5th STI-Gigaku 2020参加報告
10月30日に長岡技術科学大学で開催されたSTI-Gigakuに参加しました。今年は技大生として運営にも関わる機会があり、忙しない日々でしたが、精一杯取り組めたのではないかと思っています。また、今年は例年と異なり、コロナの影響で現地での発表だけでなくオンライン形式での開催も行われました。私は残念ながらポスター賞をいただくことは叶いませんでしたが、今回の経験を活かして次の発表に繋げたいと思います。今後も自分の研究分野では負けないように精進したいと思います。
新島二葉:5th STI-Gigaku 2020参加報告
2020年10月30日に行われた5th STI-Gigakuにオンラインで参加しました。英語での発表は初めてだったのでたくさん失敗してしまいましたが、発表スライドの作り方や英語での質疑応答など、多くのことを勉強することができました。また、英語のボキャブラリーをもっと増やし、自然に会話する力を身につけなければならないと感じました。3月には水環境学会があるので、今回の経験を活かして頑張っていきたいと思います。
前田稜太:5th STI-Gigaku 2020参加報告
10月30日に開催された5th STI-Gigaku 2020にオンライン形式で参加しました。発表形式は5分間のスライドによる発表と1分間の質疑応答でした。スライド発表ではトラブルの発生があり、焦ってしまったことが反省点だと思います。質疑応答では質問に対する返答が主語のない英語になってしまい、また、英語の語彙力不足もあり自分の考えを上手く伝えることができなかったと思います。反省点は多いですが、賞を受賞することができたのは良かったです。今回の発表での反省点を今後の課題として、改善できるように努力したいと思います。
2020-11-1 都城工業高等専門学校専攻科の新島二葉さん、前田稜太くん(都城高専・黒田研究室本科卒業生)が技術研修員として産総研北海道センターで研修を行いました!
2020年10月11日〜24日にかけて都城工業高等専門学校専攻科の新島二葉さん、前田稜太くんが技術研修員として産総研北海道センターの微生物生態工学研究グループで研修を行いました。今回は、二人の研究テーマについて詳細に解析するためのバイオインフォマティクス技術を学び、それぞれの対象微生物の生態系の解析や代謝機能の推定を行いました。新島さん、前田くんが今後飛躍していくことを期待しています!
新島二葉:技術研修報告
2020年10月12日〜23日にかけて産業技術総合研究所にて実務訓練を行いました。今回は、未知アーキアの多様性と代謝機能の解明に向けて、バイオインフォマティクスを中心に学習しました。新型コロナウイルスの影響で思うように学校に行けず、不安を感じる時期もありましたが、この2週間でとても多くのことを学ぶことができて嬉しかったです。また、札幌ドームの見学や美味しいご飯屋さんにもたくさん連れて行ってもらいました。
実務訓練の計画や身の回りのお世話など、細かい部分まで気にかけてくださった黒田先生をはじめ、テクニシャンの時沢さん、微生物生態工学研究グループの皆様には大変お世話になりました。2週間本当にありがとうございました!
前田稜太:技術研修報告
10月12日〜23日の2週間、産業技術総合研究所北海道センターにて実務実習を行いました。実務実習では主にバイオインフォマティクスについての学習を行い、普段行っているQIIM2を用いたデータの解析について更に理解を深めるとともに、Rやblastを利用した新たなデータの解析技術や、微生物の代謝機能の解析技術などについて学習することができました。普段学校では学習できない様々な技術を学ばせていただきありがとうございました。今後の研究に活かせる技術をたくさん学ぶことができたと思います。
また、実習以外にもスープカレーやジンギスカン、お寿司などたくさんの美味しいものを食べたり、サッカーで15得点を達成できたりと非常に充実した実務実習となりました。ご指導いただいた黒田先生、一緒に実験をしていただいた時沢さん、本当にありがとうございました。




2020-9-17 産総研・技術研修員の蔵下はづきさん(都城高専・黒田研究室卒業生)の英語論文(第一著者)がCrop Protectionに掲載されました!
長岡技術科学大学の蔵下はづきさん(産総研・技術研修員)と共同筆頭で執筆した英語論文「Accurate evaluation of blackening disease in lotus (Nelumbo nucifera Gaertn.) using a quantitative PCR-based assay for Hirschmanniella diversa Sher and H. imamuri Sher」がCrop Protection(2019年IF: 2.381, Q1)に掲載されました!
本論文はレンコンを加害するレンコンネモグリセンチュウ、イマムラネモグリセンチュウを対象とし、これらセンチュウの定量方法を簡略化し、正確に計測する技術を開発した内容になります。我々の調査によると、24種類の調査した圃場内ではレンコンネモグリセンチュウが主な線虫被害の原因であり、イマムラネモグリセンチュウはレンコンの線虫被害に影響を及ぼさないことを示唆しました。また、レンコンネモグリセンチュウの定量結果から、経済的に被害が許容できる水準(Economic injury level)を提案しています。これらの成果がレンコンの線虫被害抑制のための評価手法として広く使用されることを期待したいと思います!蔵下さん、論文執筆お疲れ様でした!本当におめでとうございます。これからのより一層の活躍も期待しています!
蔵下はづき:レンコンの植物寄生性線虫被害に関する英語論文の出版報告
本年度、レンコンの植物寄生性線虫害に関する経済的被害水準の推定についての英語論文をCrop protectionの方へ投稿し、無事にアクセプトされました。これまでの研究成果が評価されたことを嬉しく思います。本論文は私の初めての英語論文でもあり、研究等の知識に関して自分の能力が不足していることを最も感じた機会でもありました。また、執筆に関して多くの方にご助言、ご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。今後はこれまで以上に自分の能力の向上が求められるため、慢心せず精進したいと思います。
2020-9-17 長岡技術科学大学の蔵下はづきさん(都城高専・黒田研究室卒業生)が技術研修員として産総研北海道センターで研修を行いました!
2020年8月11日〜21日にかけて長岡技術科学大学の蔵下はづきさんが技術研修員として産総研北海道センターの微生物生態工学研究グループで研修を行いました。今回は、蔵下さんのメインテーマの1つであるバチルス・自活線虫優占化土壌改良資材に着目し、資材中の微生物群のメタゲノム解析を行い、各微生物が有する代謝機能や抗生物質生産能を推定しました。今回、修得した技術が蔵下さんの今後の研究に役立つことを期待しています!
2020-9-17 TGA株式会社との共同研究の成果がAgronomyに掲載されました!
TGA株式会社と長岡技術科学大学、都城工業高等専門学校との共同研究の成果として執筆した英語論文「Influence of green tuff fertilizer application on soil microorganisms, plant growth, and soil chemical parameters in green onion (Allium fistulosum L.) Cultivation」がAgronomy(2019年IF: 2.603, Q1)に掲載されました!
本論文はネギを対象として、緑色凝灰岩と有機肥料の混合肥料と従来の化成肥料の施肥効果を比較し、緑色凝灰岩と有機肥料を組み合わせることで、ネギの収量が増加すること、土壌化学性が変化すること、植物の成長促進と真菌毒素の分解を行う Bacillales 目細菌に近縁な種の存在割合が増加することを示唆しました!今後も研究成果を継続して出していけるよう努力していきたいと思います!本論文執筆にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
2020-7-11 レンコン栽培圃場の土壌調査を行いました!
2020年6月30日にご協力を頂いている北信越地方の農家さんを訪ね、レンコンの土壌調査を行いました!今年度は新しい取り組みを行っていると伺い、圃場も見学させて頂きました。精力的にレンコン栽培の研究をされている姿を見て、私もしっかり頑張らなければと強く思いました。引き続きレンコン関係の研究も進めてまいりますので、今後とも皆様のご協力を頂けると幸いに存じます。

2020-5-5 黒田研究室(2019年度当時)の蔵下はづきさんが高専機構学生表彰理事長賞を受賞しました!
黒田研究室の物質工学専攻2年蔵下はづきさんが、令和元年度の研究業績を評価され高専機構学生表彰理事長賞を受賞しました!蔵下はづきさんは、令和元年度に総説1件(第二著者)、国際学会の発表賞1件、アイデアコンテスト最優秀賞1件を受賞しています。2年連続の高専機構学生表彰理事長賞受賞ということで、蔵下さんの今後の学生生活の励みになるのではないかと思います。これから長岡技術科学大学に進学しますが、黒田研究室の1期生として、国内外で活躍してくれることを祈っています!本当におめでとうございます。
蔵下はづき:「令和元年高専機構学生表彰理事長賞」受賞報告
黒田研究室の蔵下が2020年3月を以て、都城高専、専攻科を卒業致しました。長いようで短く感じた高専生活でしたが、特に研究室で活動するようになった本科の5年次から三年間はあっという間に時間が過ぎ去ったように思います。卒業の際には高専機構の方から高専機構理事長賞をいただくことが出来ました。昨年度に引き続き二度目の受賞となり、とても光栄な気持ちでいっぱいです。黒田研究室での研究活動を評価していただけて身が引き締まる思いです。進学先である長岡技術科学大学でも慢心せず、精一杯研究活動に取り組んで行きたいと思います。
2020-4-25 黒田研究室(2019年度当時)の吉田実桜さんが第54回日本水環境学会年会で年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)を受賞しました!
2020年3月16日〜3月18日に岩手大学で開催予定だった「第54回日本水環境学会年会」が新型コロナウイルスの影響で開催中止となりましたが、講演要旨原稿を対象とした審査が行われ、物質工学科5年 黒田研究室(2019年度当時)の吉田実桜さんが年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)を受賞しました。年会学生ポスター発表賞(ライオン賞)は研究意欲の啓発を目指し,全国の学部生,高専生,短大生を対象として優秀なポスター発表を表彰するもので,90件の応募の中から19件が選ばれました。
これで黒田研究室からは2年連続でライオン賞の受賞となりました!黒田研究室からは7名が発表予定でしたが、その講演要旨は他大学にも負けないレベルでしっかりと書けていたと思います。これからも今回の経験を糧に専攻科、社会人生活に活かしてほしいと思います。本当におめでとうございます!!
吉田実桜:第54回日本水環境学会年会「年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)」受賞報告
3月に予定されていました第54回水環境学会年会は新型コロナウイルスの影響により中止となりましたが、講演要旨原稿を対象とした審査でライオン特別賞を頂くことが出来ました。学会に参加し他の研究者の方々と意見交換をすること、研究室のみんなで岩手に行くことを楽しみにしていたので、中止となってしまい残念でしたがこのような賞を頂くことが出来とてもうれしく思います。この研究を通して、たくさんのことを学び、経験することができました。ご指導くださった黒田先生、共著者の皆様、協力してくれた黒田研究室の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
私は黒田研究室を離れますが、黒田研究室の益々のご活躍を応援しております。

2020-4-1 HPが産総研仕様に変わりました!
令和元年度は大変お世話になりました。私、黒田恭平は2020年3月に都城工業高等専門学校を退職し、2020年4月より産業技術総合研究所北海道センターに研究員として着任いたしました。引き続き我々の研究についてご支援頂けると幸いに存じます。今後ともどうぞ何卒よろしくお願い申し上げます。