ナノメーター精度でのライブセル(生細胞)の可視化技術
1.新型偏光顕微鏡(Polscope)
  オングストロームオーダーの複屈折(リタデ-ション)の計測が可能。
  顕微鏡はOldenbourgが開発し、生体試料への応用法は加藤が開発しました。
  数本のアクチン繊維の束が無染色で可視化できます。
  (バイオイメージング学会奨励賞受賞)

2.アポディゼーション位相差顕微鏡

  ニコンの大瀧が開発し、加藤と共同で改良を加えた。ナノメーター精度の位相差が
  可視化できます。(日本光学会・光設計優秀賞受賞、科学新聞で報道)

3.対物外アポディゼーション位相差顕微鏡
  ニコンと共に製作。オングストロームオーダーの位相量が見積もれます。
  アクチン繊維束は楽に見え、核膜を介した物質の出入りも、直接見えます。
  世界で最高の精度の位相差顕微鏡です。(JSTの予算で試作)

4.エバネッセンス顕微鏡による蛍光1分子計測
  細胞内の蛍光1分子を捉えることができます.。産総研で、1分子計測を行っている
  唯一の研究室です。理化学研究所、佐甲靖志先生との共同研究です。

汎用のライブセル(生細胞)の可視化技術
1.高速共焦点顕微鏡(CSU-10)+冷却CCD
 
 肉眼で共焦点画像が見えます。汎用のものです。

2.二光子顕微鏡
  部門の共用機器なので使用できます。脳組織など組織の内部が見えます。

3.微分干渉顕微鏡、ビデオ顕微鏡、位相差顕微鏡
  ビデオ増強型の微分干渉顕微鏡は、現在の最高精度のものがあります。
  レンズの品質を選び、最高精度を実現しています。