プログラム開始時のダイアログでは以下のパラメータを尋ねられますので、赤字のコメントを参考にして適当な値をご入力ください。
Data directory name [demo/synth_SN100_18mGamR0.8RV0.1N6] > ←データファイルを置いてあるフォルダ名を入力してください。フォルダのパスは「/」で区切ってください。
* Execution parameters
Do spectral analysis [e.g., Calculate phase velocities and other
properties of surface waves]? (y/n=1/0)[1] ←このオプションを1とすればスペクトル解析や位相速度の解析が実行されます。
Preprocess the data? [This includes elimination of the trend
(including subtraction of the mean as a special case), application of tapers, bandpass filtering, decimation and correction for
differences in instrumental response]
(y/n=1/0)[0] ←このオプションを1とすれば、データの前処理が実行されます.
Automatically select data portions to be used? (y/n=1/0)[1] ←このオプションを1とすれば、スペクトル推定に用いるデータ部分を波形データから自動抽出(自動抽出アルゴリズムの内容はこちら)してsegmentファイルが生成されます(segmentファイル名やフォーマットはこちら)。波形のどの部分を解析に用いるかを自分で選びたい場合はsegmentファイルを自分で作成してこのオプションを0としてください。
Delete temporary data files? (y/n=1/0)[0] ←このオプションを1とすれば、データ処理実行後に最終的な解析結果と一部の入力ファイル・ログファイルを残して途中生成データをデリートします。0ならばすべての途中生成データを残します。
Plot analysis results? (y/n=1/0)[1] ←このオプションを1とすれば、解析結果が描画されます。
* Basic parameters
以下のパラメータを入力する前に、本プログラムでのスペクトル推定方法およびパラメータ設定のコツを確認しておいて下さい。
Duration of data segments for the evaluation of spectra [s]
[10.24] ←スペクトル推定(セグメント平均法)に用いるセグメント長(秒)です。(セグメント長)/(サンプリング時間間隔)で計算されるデータポイント数が2のべき乗とならない場合、FFT処理時に2のべき乗になるように自動的に0詰めされます(時短のためには2のべき乗になるように値を調整するのが無難です)。
Number of data segments over which averages are taken.
Enter 0 or a very
large number if you wish to use
all segments
simultaneously [10] ←スペクトル推定(セグメント平均法)に用いるセグメント数(整数値)です。セグメントファイルに記載されている全セグメント数を超えるような大きな整数値か0(ゼロ)が入力された場合、「単一のセグメントでセグメント平均する(実質的にセグメント平均をしないということ)」とみなされます。
Band width of the Parzen spectral
window [Hz] [0.3] ←スペクトル推定(平滑化法)に用いるスペクトル(パルゼン)ウインドウの幅[Hz]です。0(ゼロ)が入力された場合は、「ウインドウ幅が0(実質的にスペクトルウインドウを用いないということ)」とみなされます。
* Data file and array geometry
A preexisting seismfile
demo/synth_SN100_18mGamR0.8RV0.1/seism.d
(for the data file names and the array geometry) has been
detected. ←アレイのジオメトリ、波形成分、サンプリング時間間隔を\データフォルダ\seism.dに記載しておいてください。ただしこのファイルが見つからなければ、インタラクティブに質問されて自動的に生成されます。
----------------citation begins here-------------------
#COMP 3 (1 ud/ 2 ns & ew / 3 three
components) ←波形の成分を記入してください(#COMPの後に空白かタブを入れて1、2,3のいずれかを記入)。
#DT 0.01 ←波形のサンプリング時間間隔を記入してください(#DTの後に空白かタブを入れて数字を記入)。
0.000000 0.000000 S01.d 1 ←左からx座標(km)、y座標(km)、データファイル名、1か0の整数値(中心点に該当する場合1)
0.000001 0.018000 S02.d 0
0.017119 0.005562 S03.d 0
0.010581 -0.014562 S04.d 0
-0.010579 -0.014563 S05.d 0
-0.017119 0.005564 S06.d 0
Notes
(※1) 行の先頭に「#」をつければコメントアウトになります(#COMP, #DTを除く)。またこれらのデータを羅列する順番は問いません。また、数値には特に書式を設けていません。
(※2)アレイを構成するセンサー数が2個の場合,どちらか一方を中心点,残りの1つを円周上に配置したものと考え,データファイル名の右側の整数を1および0に振り分けて下さい.
(※3) アレイを構成するセンサーが1個の場合,データファイル名の右側の整数は0, 1のどちらでもかまいません(H/Vスペクトルのみが計算され,アレイ処理はされません).
(※4) 3成分記録の場合(COMP 3の場合),一番目のデータ行のファイルを用いてH/Vスペクトルが計算されます.