微動アレイ探査

地面は、産業活動や自然の波浪や風などによって常に揺れています。もちろん体に感じないほどの小さな揺れで、微動計(高感度な地震計)を置いてやっとわかる程度のものです。この小さな揺れは微動(ランダムノイズ)と呼ばれています。地面に複数の微動計を同時に置いた観測を微動アレイ観測といいます。微動アレイ観測によって表面波の位相速度(レーリー波、ラブ波と呼ばれる波の伝搬速度)が分かり、それをもとに地盤特性(速度構造)を推定することができます。微動アレイ観測から地下構造推定までの一連の流れを、私たちは微動アレイ探査と呼んでいます。

[戻る] [BIDOトップ]