がん細胞のネスチンとClic1そのメカニクスと機能

中間径フィラメントの一種であるネスチンが、細胞骨格の可動性を高め、がん細胞を柔軟化するメカニズムを解明しました。
ネスチン高発現のがん細胞は、浸潤時に狭い間隙を通過しやすくなるため、転移性が高くなると考えています。

ネスチンノックアウト株の作出

ゲノム編集技術を用いてネスチンをノックアウトした株を作製しています。

円柱型カンチレバーを用いた細胞弾性率の測定

AFMと円柱型探針を用いて細胞の弾性率を評価できます。

細胞骨格構造の機械的特性の解析

抗体修飾ナノニードルで中間径フィラメントビメンチンの可動性を生きた細胞で解析することに成功しました。

がん細胞の塩素イオン排出能評価

細胞が浸潤時に狭窄される状態を模擬した時の塩素イオン排出能を評価する手法を開発しています。