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感覚統合の心理物理学的および生理学的研究

■感覚統合の心理物理学的および生理学的研究

 外界の対象を知覚するためには、触覚だけでなく運動や他の複数の感覚からの情報を統合していると考えられる。そこで、対象物の形状知覚に関して視覚と触覚と運動との相互関連性を心理物理的に解析した。そして、運動情報によって、視覚と触覚との対応がつきやすくなること、視覚と触覚とがあると運動が速くなり、フィードフォワード的になることなどを示した.

 心理物理的に感覚と運動との統合の重要性が示されたことから、感覚と運動とが脳内でどのようにつながっているかを明らかにするために、フランスCNRS(科学研究庁)のCognitive Neuroscience Research Center(認知神経科学研究センター,在マルセイユ)との共同研究で、感覚運動統合の大脳生理学的研究を行っている(平成2年8月から現在まで)。ここでは、感覚運動タスクを学習した動物の一次感覚野、連合野、一次運動野などの大脳の関連部位から、タスク中の単一ニューロン活動を記録し、部位間の関連性などを解析している。

 また、ニューロン活動の解析のみでは限界があることから、脳の神経回路モデルを開発し、実験データと理論との対応づけを試みている。

 感覚と運動の統合機能は、マン・マシン・システムにおける人間の機能であることから、この感覚運動統合の大脳生理学的研究を発展させ、人間工学の基礎理論研究として、感覚運動タスクにおけるエラー行動の脳内メカニズムの研究を開始している。

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感覚統合の心理物理学的および生理学的研究
原著論文/口頭発表及びその他の報告







2002 Akamatsu Lab.