!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 3.0//EN"> 速報3/28-4/1(20000407-20.15.15)

速報3/28-4/1(20000407-20.15.15)

From: SHINOHARA
《《 地質調査所 有珠火山噴火対応状況速報 》》
3月28日 [未明より地震活動活発化.火山観測情報、臨時火山情報発表]
気象庁火山観測情報、臨時火山情報を受け、職員3名派遣を決定
目的:・前兆現象の把握(温泉水・地下水の採水・分析)
   ・観測地点の設置
   ・地元大学、自治体などの対応状況に対する情報収集
噴火予知連絡会に資料提出
 ・「有珠火山噴火−過去の推移の例」作成(ホームページに掲載)
3月29日 [地震活動さらに活発化.緊急火山情報第1号発表]
出張者3名を派遣
地震活動活発化により、自主避難勧告発令.このため温泉・地下水採水不可能。
現地で開催された噴火予知連拡大幹事会に3名出席。
 ・有珠火山の過去の噴火活動事例について説明
 ・火山地質図「有珠火山」を配布
「有珠火山現地調査の安全確保について」を所内関係者に配布
3月30日 [地震活動活発化、地殻変動検出]
 有珠火山観測地点を設置
 (洞爺湖カルデラ縁上、道路沿いの遠望可能地点6点設置)
3月31日 [午後1時10分頃噴火開始.火山噴火予知連絡会に有珠部会設置]
 午前中 北海道大学火山観測所周辺の地割れ調査
     その後、カルデラ縁上の観測定点から遠望観察中に噴火発生。
 午後  同地点で観察を継続、および火山灰調査
 17:30 噴火予知連有珠部会(伊達市)に、出張者3名出席
・火山灰調査結果について報告
(第二陣調査班−3名−)つくば出発
 有珠火山関連情報ホームページ公開開始
  http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Usu2000(資料)
 企画室・環境地質部を中心とする有珠火山活動対応チームとの合同会議を開催.
 所長を総本部長,環境地質部長を本部長とする「地質調査所有珠火山噴火対策本
部」を設置.
4月1日 [噴火継続.3/31噴火口の北東部の金比羅山西部に新たな火口開口]
 噴火予知連に現地調査結果を報告
  「有珠火山2000年3月31日噴火推移」
  「有珠火山2000年3月31日噴火,降灰域調査速報」 
  「壮瞥温泉近傍のクラック群について」
 現地調査チーム
  亀裂調査,降灰調査,遠望観察を続行
  
 地調ホームページを見ての問い合わせ複数
  (北海道航測:噴煙柱上昇速度について)
  (フジテレビ 目覚ましテレビ:明治43年噴火に関する資料提供依頼)等
 注;有珠火山関連ホームページ開設以来,アクセス総数15625回
  
     

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