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三宅島2000年活動に関する見解

はじめに

2000.08.31

地質調査所


| 噴火情報 | 活動履歴 | 研究最前線 | リンク集 |
| 過去の噴火との関連 | 噴出物の検討のまとめ |

結論:

今回一連の噴火は、
1 )マグマが直接に関与した噴火である可能性が高い。
2 )現在も活発なマグマ起源SO2の放出が継続している。
3 )8 月29 日には火砕流が発生している。
以上を念頭に、今後の推移を検討することが必要である。

三宅2000 年の今までの活動は、山頂噴火、陥没火口、火山灰・火山豆石の
放出、火砕流の発生など、3000 年前の三宅島や5‐ 6 世紀の伊豆大島での
カルデラ形成を伴う噴火と類似している。今後は、同様の噴火の可能性を
念頭に置く必要がある。

論点(資料一覧):

  1. 8 月18 日噴出物の検討
    1. 噴出物検討のまとめ
    2. 噴火時系列と噴出物分布
    3. 噴出物構成物量比
    4. 噴出物の形態(外形・組織)
    5. 噴出物の全岩組成
    6. 噴出物の石基鉱物組成
    7. 赤灰色火山灰・火山豆石(構成物分析)
    8. 赤灰色火山灰・火山豆石(生成条件)
  2. SO2 放出の意味について
  3. マグマプロセス簡略図
  4. 三宅島の過去の噴火と今回の噴火の意味