2006年4月27日作成
イベント抽出支援ソフトウェア
「After Events Annotator」
無償配布のご案内
1.ソフトウェアの概要
「After Events Annotator」 はビデオ画像観察におけるイベント抽出を支援するソフトウェアです。簡単な操作によりイベント名称・時刻をMicrosoft Excelのワークシートに記録できます。
2.ソフトウェアの特徴
1) 少ないキー操作によるビデオ再生制御
1~2ストロークのキー操作で、ビデオの再生・任意時間巻き戻し後のスロー再生・停止・スロー再生・前後スキップができます。任意の箇所を拡大表示できます。Windows Media Player で再生できる動画像ファイルを扱えます。
2) ファイルによるイベント名称の管理
イベント名称はMicrosoft Excelのワークシート(イベントリスト)として管理されます。作業者間での交換・共有が容易です。イベントリストは作業中に随時編集できます。
3) 少ないキー操作によるイベントの記録
2~3のキー操作でイベントリストからイベント名称を選択し、ビデオ画像のタイムコードとともに、Microsoft Excelのワークシート(データファイル)に記録できます。
4) イベントの分類
ワークシートの列を用いてイベントを分類できます。
5)記録されたイベントを容易に確認
記録されたイベントを、ビデオ画像に重ねて表示できます。データファイルのイベント行をクリックすることにより、イベントが起きた時刻の画像を表示できます。
6)本ソフトウェアでできないこと
本ソフトウェアは、動画の自動認識は行いません。複数の動画ファイルを同時に再生することはできません。MPEG-7形式、XML形式でのイベント記録は行いません。
7)その他
詳細についてはマニュアルをご覧ください。(PDF 形式: After Events Annotator マニュアル)
3.システム要件
OSがWindows 2000 / XPであること。Microsoft Excel 2000以上がインストールされていること。
DirectX 9.0 以降がインストールされていること。ハードウェア環境はMicrosoft Excel 2000の推奨環境に準じます。1024x768以上表示可能なモニタ・ビデオカードを搭載していること。
4.配布条件
1)ソフトウェア使用の範囲
試験研究を目的とする場合に限り本ソフトウェアを無償で使用できます。 使用にあたってはプログラム使用同意書及び使用目的届出書の提出が必要です。研究グループを単位として研究グループを統括する方が申請してください。個人への配布は行いません。試験研究の目的を超えて商用目的で使用する場合・第三者への配布を行う場合には、別途実施契約を締結いただく必要があります(連絡先は5項を参照)。その他プログラム使用同意書に記載の事項を遵守してください。
2)ソフトウェア使用の明記
本ソフトウェアを使用して行った研究成果等を公表する場合には、以下の文献を引用してください。
熊谷、山下、片桐、森川、横山、北島: After Events Annotator-- ビデオ画像イベント抽出支援ソフトウェア、インタラクション2006、ポスターセッション、 D-424 (2006) (英文表記: Toru Kumagai, Juli Yamashita, Takamasa Katagiri, Osamu Morikawa, Kazunori Yokoyama, Muneo Kitajima, “After Events Annotator: an event annotation support software for analysis of video images”, Interaction2006, Poster Session, D-424 (2006))
5.入手方法
プログラム使用同意書・使用目的届出書(PDF形式)を印刷し、必要事項を記入のうえ捺印して下記住所に郵送してください。メイル添付にてソフトウェアを送付いたします(約2.5MB)。
〒305-8566 茨城県つくば市東1-1-1
(独)産業技術総合研究所 ヒューマンライフテクノロジー研究部門 ユビキタスインタラクショングループ
After Events Annotator 管理責任者 熊谷徹 (電話番号 029-861-6774)
6.参考
本ソフトウェア以外に、以下のイベントアノテーションソフトウェアがあります。
[1] “Anvil”, Michael Kipp, <http://www.dfki.de/~kipp/anvil>
[2] “行動観察記録プログラム「OBSERVANT EYE」”, 静岡県静岡工業技術センター, <http://www.udp2004.jp/program/pr01.html>
[3] “VideoAnnEx Annotation Tool”, IBM Corporation, <http://www.research.ibm.com/VideoAnnEx/>
[4] “The Observer”, Noldus information technology, <http://www.noldus.com/site/nav10000>
7.既知の問題点
8.ご意見・ご要望
ご意見ご要望は、annotator-ml@ aist.go.jp で受け付けます。回答は行いませんが、今後の開発の参考にさせていただきます。
(注意)
スパムメール対策のため、上記メールアドレスは@の後に空白が入っています。
メールを送られる場合は空白を削除してご使用ください。
(公開の履歴)
2006年4月27日 After Events Annotator (v1.1.8)の無償配布を始める。
2006年5月31日 After Events Annotator (v1.1.11)の無償配布を始める。
2006年8月24日 After Events Annotator (v1.1.14)の無償配布を始める。
(ソフトウェア改訂履歴)
別表
Last Updated 2006.08.24