米満さんを囲んで (1998.2.24)
QV-70 にて撮影
参加者の面々
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講演の記録
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筑波大学 物質工学系セミナー
『 擬1次元導体における電子相関と次元クロスオーバー 』
分子科学研究所 理論研究系
米満 賢治 氏
2月 24日(火) 16:00〜17:30
3F502 (筑波大学工学系F棟)
有機導体や梯子系などの擬1次元導体〜絶縁体に見られる、電子相関が本質的
な現象を扱うのに有力な繰込み群の考え方を紹介する。この方法で以下の問題
がどのように理解できるかを議論する。
1)擬1次元1/4フィルドバンド系 (DR-DCNQI)_2_Ag では、4k_F_ の
電荷密度波に起因して抵抗が極小になる温度と磁気的な変化が現れる温度
が異なる。低温ではRに依存してスピンパイエルス状態か反強磁性体になる。
2)ドープされた梯子系 Sr_14-x_Ca_x_Cu_24_O_41_ では加圧下で
伝導が1次元的な振舞いから2次元的な振舞いにクロスオーバーし、同時
にスピンギャップを有する金属相から超伝導相へ転移する。
3)擬1次元有機導体 (TMTTF)_2_X_〜(TMTSF)_2_X は Jerome の
相図の低圧(1次元)側では g-ology の枠組みで理解されるが、高圧(3次元)
側のスピン密度波に隣接する超伝導相と金属相へはどうつながっているか。
なお、これらの研究の一部は岸根順一郎氏と共同で行ったものです。
世話人 物質工学系
藤田光孝、 若林克法
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筑波大学 理工学研究科 集中講義
『 低次元分子性固体の物性理論 』
分子科学研究所 理論研究系
米満 賢治 氏
場所:
23日 理修棟 A306
24,25日 ベンチャーラボ棟 201
2月23日(月) =講義内容=
10:00〜12:30 第2量子化と素励起
13:30〜15:00 電荷密度波とソリトン、フォノン
15:30〜17:00 反強磁性体、スピン密度波とスピン波
2月24日(火)
10:00〜12:30 超伝導−格子振動 vs. スピン揺らぎ
13:30〜15:00 朝永-Luttinger 液体と Luther-Emery 状態
16:00〜 物質工学系セミナー3F502
2月25日(水)
10:00〜12:00 Mott 絶縁体と Wigner 結晶
有機導体では平板状分子が、積層したり平面上でジグザグに配置したりして、
1次元あるいは2次元性の強い電子構造を実現している。結晶構造は複雑であ
るが、電子構造は比較的単純でかつ不純物の影響も少ない。次元性や分子配列
を変えることによって、磁性絶縁体から超伝導まで多様な電子状態をとる。こ
れらの物性は基本的に平均場理論で理解されてきたが、近年になって電子相関
が本質的な現象が注目を浴びている。(CH)_x_, (TMTCF)_2_X,
(BEDT-TTF)_2_X, (DCNQI)_2_M などの実験結果を整理しながら、これらの物性
を理解するのに必要な理論を紹介する。
担当: 筑波大学物質工学系
藤田 光孝 (Tel: 53-5297)
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