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  さるが入れたPIP → Mac OS 10.3 (X11)



・はじめに
Stanford大学の伊藤様が
Mac OS10.3上でPIPを使用できることを確認されました。

その際の手順(PIP on MacOS X 伊藤様のインストールメモ)をお手本にして
unixに関してほとんど知識を持っていない私が
PIPをMac OS 10.3にインストールしてみました。
これはその時の作業メモです。
  付記--- (# )内は山脇のコメントです。

(#  2008.7.31 MacOSX 10.4でも動作しました。
ただし、lesstif-0.95.0ではエラーが出ます。
lesstif-0.94.4を使用し、./configureを実行する時に
 ./configure --without-freetype-includes
とオプションを付ける必要があります。あとは同じです。)


自分のMacでPIPを動かし、解析されたい方の参考になれば幸いです。

このメモは後に補完した部分もありますが、完璧なものではありません。
PIPとそれに伴う種々のインストールはご自身の判断と責任において行ってください。

”X11と開発環境のインストール”
X11と開発環境のインストールが必要です。
(X window system と Sourceコードをコンパイルできる環境)

・X11のインストール
X11のインストールは
Mac OS 10.3のインストールディスクを立ち上げ、
使用許諾契約に同意後、インストール先を選択します。
その後、インストールボタンを押さずに、
カスタマイズを選び、X11を選択します。
(#  この時一緒にBSDサブシステムもインストールした方が良いと思います。
インストール後、sortコマンドが入っているのを確かめておいたほうが良いです。
/usr/binディレクトリに入っているはず。)


・開発環境のインストール
開発環境のインストールは
Mac OS 10.3に付属する"Xcode Tools"のインストールディスクを使用します。
(#  OSをパッケージで購入したのではなく、プレインストールされてものを
使用している場合"Xcode Tools"は入っていないようです。
その場合AppleのADCのonlineメンバー(無料)になると
Appleのサイトから無料でdownloadできます。)


(#  X11,BSDサブシステムのインストールが先です。
順番があります。先にXcode Toolsをインストールしてしまったら、
X11,BSDサブシステムのインストール後に再度Xcode Toolsをインストール
しなくてはなりません。)
(# 正常にインストールされれば、gccコマンドが/usr/binディレクトリに入っているはずです。)


インストーラーを立ち上げ、
インストールするディスクを選択し、承諾項目に同意した後に
カスタムインストールを選ぶ。(ここ注意!)

すると、
インストールされないことになっている環境があるのがわかります。
(チェック項目が外れている。)

すべての項目にチェックをし、フルインストールする。
(ただし、cross関係はなくてもよい。)

かなり長い時間かかります。
その間に次の作業である、必要なソースファイルをダウンロードするのも
よいでしょう。

”必要なソースのダウンロード”
必要なソースをダンロードします。

たいていの場合、ダウンロードファイルは、
ダウンロード終了後、解凍され、デスクトップに保存されると思います。

そのフォルダは、どこに移動してもかまいませんが、
私はhomeフォルダ内にX11R6というディレクトリを作って、そこに移動しました。
(もちろんFinder上で作業しました。)
(#  私の場合は下記のディレクトリ構造にしました。)
 homeフォルダ
   ┗ X11R6
     ┣ lesstif-0.93.94
     ┗ PIP142

・LessTifのダウンロード
次のページからダウンロードできます。
http://www.lesstif.org/download.html

直接ダウンロードするなら、(03/12/19現在)
http://prdownloads.sourceforge.net/lesstif/lesstif-0.93.94.tar.gz?download

・PIPのダウンロード
PIPは下記のページよりのダウンロード可能です。

http://staff.aist.go.jp/h.yamawaki/PIP-soft/PIP.html
(#  現在、ダウンロードできません。
藤久氏にメール等で連絡してファイルをもらってください。)


・ルートになれるようにする
(#  この作業はrootになる準備をしておくだけです。
後でrootになると書いてあるところまでは、普通のオーナー権限で作業します。
下手にrootで作業するとroot権限でしか書き込めないファイルが出来てしまい
先に進めなくなってしまいます。)

Mac OS 10.3では
デフォルトではルート(特権ユーザー)になれません。

そのために以下の作業を行います。
「NetInfo マネージャ」を起動する。
(アプリケーションフォルダのユーティリティフォルダ内にあります。)

メニューのセキュリティから「ルートを有効」を選びます。
その際にパスワードの設定を行います。

以後、ルートになる場合はxtermなどで
su root
とコマンドを入力して、パスワードを入れるだけです。
後に
exit
と入力すると、特権ユーザーモードは解除されます。

″ 必要なソースのコンパイル
「X11」を立ち上げます。
アプリケーションフォルダのユーティリティフォルダ内にあります。

立ち上げると、xtermというWindowが画面上に現れるはずです。

そのターミナルで以下に示すコマンドを入力してソースファイルをコンパイルします。

・LessTif
X11のTerminal(xterm上)より、LessTifの解凍されたフォルダの中へ移動 します。
例)私の場合
cd X11R6/lesstif-0.93.94

ローカルフォルダに展開します。(結構時間がかかります。)
./configure --prefix=/usr/local

(# デフォルトで/usr/localを指定しているので、
打ち込むのは  ./configure  だけでも良いそうです。)

(# ./configureをrootで一度でも実行してしまうと、root権限でしか
書き込めないファイルが生成して途中でエラーがでて止まってしまいます。
その場合は、lesstifフォルダを一旦削除して、LessTifを新規に入れ直しましょう。)



makeする(結構時間がかかります。)
make

rootでないと、インストールできないので、rootになります。
su root
パスワードを聞いてくるので、入れてください。
(# 以下の作業のみroot権限で行います。)

インストールする
make install

これでerrorなく、インストールできれば
exit
と入力して、特権ユーザーモードを解除します。
(# ここでroot権限を抜けます。)

・PIP
X11のTerminalより、PIPの解凍されたフォルダの中へ移動する。
例)私の場合
cd ../PIP140

Makefileを一部書き換えます。
ふつうのFinderからPIP140フォルダの中の、"Makefile"という名のファイルを
テキストエディットをつかって開きます。

#
# library depend part
#
の後に以下のファイルを書き加える。
(ライブラリとその場所の指定。)

# for MacOS10.3 X11 + LessTIF-0.93.94
INCLUDE = -I/usr/local/include
SYSLIB = -lXm -lXt -lXext -lX11 -lSM -lICE -lm -L/usr/local/lib -L/usr/X11R6/lib
(# 最近のPIPでは既に for MacOS10.3 の行があるので、そこの行を有効にします。
つまり、INCLUDEとSYSLIBの行頭の#をはずします。SYSLIBのパラメータ部分の順番が入れ替わって
いても大丈夫です。)


"#"はコメント行になるので
他のマシン用の行は、先頭にすべて#が入っているか確認する。
先頭行に#がない場合は#を入力する。
(# コメント行の続いた後に OPTIONSの行がコメントアウトしていない場合が
ありますので、見落とさないように気をつけましょう。)


例)
書き換え前
# for NetBSD/X68k + Lesstif0.80
INCLUDE = -I/usr/X11R6/include -I/usr/local/include
SYSLIB = -lXm -lXt -lXext -lX11 -lSM -lICE -lm -L/usr/X11R6/lib -L/usr/local/lib

書き換え後
# for NetBSD/X68k + Lesstif0.80
# INCLUDE = -I/usr/X11R6/include -I/usr/local/include
# SYSLIB = -lXm -lXt -lXext -lX11 -lSM -lICE -lm -L/usr/X11R6/lib -L/usr/local/lib

上書き保存してこれは終わり。

次に同じフォルダにある、"config.h"の一部を書き換える。
(これもテキストエディットで大丈夫。)

元ファイル
/* #define TRUE_COLOR */

書き換え後
#define TRUE_COLOR

上書き保存してこれも終わり。
(# 最近のPIPでは、はじめからこの形になっていて
書き換えなくて良い場合もあります。)



makeする
make
いろいろ警告が出ますが、これは特別気にしないでいいそうです。
(# 警告は気にしなくて良いですが、エラーは別です。)

これで完了です。

PIPを起動してみる。
./pip

無事起動できたでしょうか?

・ PIPを具体的に使う

IPの2次元イメージデータはサーバーにおいてある場合が多いと思います。

Finderでそのサーバーをマウントしておけば、

PIPで2次元イメージデータを読もうとする場合
ルートディレクトリのVolumesフォルダの中にそのサーバを見つけることが できます。

/Volumes/サーバーの名前

"defoult.pip"というファイルを一部書き換えることで、
(テキストエディットで大丈夫です。)
PIPでのファイルの読み書きの際のデフォルトディレクトリを指定できます。

私は以下のように変更しています。
/Volumes/サーバーの名前/自分のディレクトリ名/ Image directory
/Volumes/サーバーの名前/自分のディレクトリ名/ Nax directory

ファイルの中をみてわかるように、他のパラメーターもデフォルト値を指定できます。
(これはべんり!)


またPIPでは3ボタンマウスが必要ですが、
macのデフォルトのマウスは1ボタンです。

クリック: 左ボタン
option+クリック: 中ボタン
command(リンゴマーク)+クリック: 右ボタン

に対応します。



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