
三ノ宮林道終点の気象庁観測点(A点)付近の状況。この地点で2000年火山灰は約65cm堆積している。火山灰は雨によって浸食されており、さらにその上を泥流による二次堆積物が広く覆っている。

三の宮林道から雄山スオウ穴地点にむかう登山道。倒木と粘土質の火山灰によって大変歩きにくい。

山頂カルデラ北縁にあるスオウ穴の水溜りとカルデラ壁。この付近がカルデラ縁から50mのC1−C2領域の境界となり、これより先は立ち入り禁止である。スオウ穴の湖水は最近このような黄土色をしていることが多い。スオウ穴のむこう側の切り立ったカルデラ壁では頻繁に落石が発生している。観察中にも落石の音がしていた。

スオウ穴の湖岸に降り立って、陥没カルデラ側をみたところ(左)と、反対側の山麓側を眺めたところ(右)。湖面には風でさざ波が立っていて、心地よい水音が聞こえる。台風の直後のせいか,やや水位が高いようだ。カルデラ縁は水面から少し(1-2m?)高くなっていて,水がカルデラ内に流れ出すまでにはまだ相当時間がかかりそう。東側の岸からは、主火口を直視することはできない。
監視カメラを置くとすれば対岸のやや上がった地点が唯一の候補地点となるだろう。

スオウ穴の湖面。湖水には泥が混じっているが比較的澄んでいて、水面下1mくらいまで見通すことができた。手を入れてみると比較的冷たい。

スオウ穴へおりる斜面。20-30度の傾斜で、粘土質の火山灰が堆積しているため滑りやすいが、ところどころ枯れ木につかまって登り降りすればとくに困難はない。

スオウ穴付近での火山灰堆積状況。登山道の道標が半ば埋もれている。この地点でのトレンチの結果、およそ80cmの厚さに火山灰が堆積していることがわかった。