三宅島2000年噴火 現地調査
2000年夏・噴火中の現地の状況の記録 その3


岩脈貫入による地変 : ground deformation by dike intrusion in early stage of the eruption

6月26日夜から27日にかけての岩脈貫入イベントにともない, 三宅島西部の阿古ー伊ヶ谷間の都道に形成された地割れ.Ground cracks in western part of the island formed by dike intrusion on 26-27, June.

三宅島から西方沖にむかって岩脈がこの地域の浅いところまで貫入したため,岩脈によって押し広げられた地表にはこのような東西方向の地割れが多数発達した.この地点ではわずかな右横ずれ成分があるので,割れ目が雁行している(2000/7/19).


上の写真の地割れを北側からみる.Same cracks in northern view

地割れは人物の足元付近から道路面を横切っていて,手前側(北側)が相対的に沈降している.落差は10cm程度で,センターラインのずれからわずかな右横ずれ成分が認識できる.地割れの上に立っているのは自然写真家の白尾元理氏(2000/7/19).


上の写真の道路左端の状況.Eastern rim of road.

落差約10cm.このような地割れが島の西部に幅約1kmにわたって出現した.7月噴火ではこの地域には降灰がなかったため,植物が青々している.阿古−伊ヶ谷間都道にて(2000/7/19).


阿古集落の中にも,岩脈貫入に伴う断層が出現した.Minor fault scarp in the western part of the island.

右端のカラーコーンのところから道を横切っていて,手前側(北西側)が相対的に20cmほど沈降している.段差が生じて通行に支障があるため,断層のところには砂利が敷かれている.この地点から北西に約1.5kmほど離れた海底では,6月27日午前,岩脈の上端が海底まで到達し海底噴火が発生した.(2000/7/19)


山頂部の状況へもどる Back to summit area
山腹の降灰状況へもどる Back to ashfall in flank


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