三宅島2000年噴火 現地調査
2000年夏・噴火中の現地の状況の記録1
Erupting Miyakejima in 2000 summer, 1



山頂付近の様子 (Summit area)


「山頂駐車場」の噴石被害. Summit area after the phreatomagmatic eruption on 14-15 July, 2000

阿古林道終点にあった山頂駐車場は、2000年7月14−15日噴火による噴石によって埋められた.手前の平坦な部分はアスファルト舗装された駐車場だった.奥に見える鉄筋コンクリート製の新築の公衆トイレも噴石の直撃を受けて無残に破壊された.この駐車場に到達した噴石は直径30cm程度のものが多く、すべて既存の山体を構成していた溶岩片からなる.引き続いたカルデラ拡大に伴いこの山頂駐車場は2000年8月上旬には陥没カルデラ内に崩壊した.(2000/7/20)


「山頂駐車場」からカルデラ南西縁方向.View of the caldera wall

山頂駐車場からカルデラ壁方面を見る.カルデラ壁まで約100mある.写真に写っている山頂付近は噴火以前には森林に覆われていたが,噴石によってほぼ壊滅している.
手前では,噴火によって被災した観測装置の捜索を行っている.(2000/7/20)



山頂駐車場の途中の雄山林道標高650m付近に散らばる噴石.Balistic fragments schattered around the collapsed caldera during the 14-15 July eruptions.

山頂駐車場を埋めている噴石と同じ7月14−15日噴火によって放出されたもの.火口から離れると噴石の密度は急激に減少する.
(2000/7/20)



アスファルト道路に落下し跳ね返った一抱えほどある噴石.雄山林道標高650m付近.
A large balistic fragment ejected during the 14-15 July eruption.(2000/7/20)



南東側カルデラリムの状況.Southeastern rim of the collapsed caldera in early August, 2000.

7月14−15日噴火による降灰域では,樹木の枝や葉がほとんど落ちてしまっている.降灰域とその外側の無傷の植生とのコントラストがはっきりしている.スカイラインが陥没カルデラ壁.(2000/8/5)



東側カルデラリム.Eastern rim of the caldera in early August, 2000.

2000年8月5日の状態.カルデラ壁最上部の白色の堆積物が2000年7月噴出物で厚さ約1.6mある.手前の地面も7月14-15日噴出物によって覆われている.写真の位置は山頂駐車場と火口をはさんで反対側になるが,この地点では噴出物はほとんど火山灰からなり,噴石は少ない.噴火から半月たち,植物からは芽生えがみられるが,直後に起こった8月噴火によってこの付近は再び厚い火山灰に埋められ,最終的に植生は全滅した.(2000/8/5)


山腹・海岸付近の降灰状況へ (ashfall in flank area)
岩脈貫入による地変へ (ground deformation by dike intrusion)< /A>


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