産業技術総合研究所
地質調査総合センター
本ページには,「三宅島火山のページ」(miyake.html)に掲載された「速報」のバックナンバーを置いてあります(2003年5〜12月頃に掲載されたもの). これらの情報は,掲載時には“速報”でしたが,今となっては既に古情報になってしまったものがほとんどです. しかし,当時の記録として,ここにはそのまま残すことといたしました (2004/3/9). 以上,ご了承下さいませ.
☆速報:10月28日に火山噴火予知連絡会開催,三宅島の火山活動に関する「統一見解」発表(2003/10/30改訂←10/28掲載)
定例の火山噴火予知連絡会(第96回)が10月28日に開かれ,「三宅島の火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解」などが発表されました.
この見解によれば,状況は前回の検討時(5月)からあまり変わっておらず,
「三宅島の火山活動は、全体としてゆっくりと低下してきていますが、最近1年程度は低下の割合が緩慢になっています。火山ガスの放出は当面続くと考えられます。」
とのことです.また,
「三宅島では、今後も局所的に高い二酸化硫黄濃度が観測されることもありますので、風下に当たる地区では引き続き火山ガスに対する警戒が必要です。また、雨による泥流にも引き続き注意が必要です。」
などとされています.
→ 三宅島の火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解(気象庁のページ)
→ 予知連後の記者会見のテープ起こし(要旨)(「 」のページ)[2003/10/30追加](→リンク停止中 [2004/1/30])
☆速報:全島避難から3年(2003/8/29掲載→9/8改訂)
2000年9月初めに三宅島の全島民が島外避難してから3年が過ぎました.三宅島からの火山ガス放出量は,ひと頃より減ったとはいえ依然として多く,本格的な帰島へのメドは立っていない状態です.
[関連情報]
・例のない火山ガス放出、本格帰島のめど立たず=住民避難から2日で3年−三宅島(時事通信 2003/8/31)
・住民の帰島阻む火山ガス 三宅島避難から3年(共同通信 2003/8/31)
・生活苦進み家屋被害拡大 三宅島民のアンケート結果(共同通信 2003/8/31)
・全島避難3年、噴煙なお続く(毎日新聞 2003/9/1)
・4割「島全体が安全でないと帰れない」…三宅島民調査(読売新聞 2003/9/1)
・三宅島避難から丸3年 帰島見通し立たず(毎日中学生新聞 2003/9/4)
[特集記事]〜共存を求めて 三宅島火山ガスとの闘い3年:
・<上> リスクコミュニケーション(東京新聞 2003/9/2) →リスクコミュニケーションについて(東京都・災害情報のページ)
・<中> 手探りの産業復興(東京新聞 2003/9/3)
・<下> 動きだす住宅再建支援(東京新聞 2003/9/5)
☆速報:全島避難から3年を前に島民が一時帰島(2003/8/29掲載→9/4改訂)
三宅島の全島民が島外避難してから3年を迎えようとする8月下旬に,島民の一時帰島が行なわれました.
本格的な帰島へのメドが立っていない中,現在は,島民の「一時帰島」(日帰り〜短期宿泊)のみが実施されている状態なのです.先日の一時帰島には多数のマスコミが同行し,下記のように様々な報道がされています.
[関連情報]
・三宅島民が一時帰島 全島避難から3年を前に(共同通信 2003/8/28)
・全島避難から3年 ガス放出、本格帰島のめど立たず(毎日新聞 2003/8/28)
・避難3年、三宅島88人が日帰り帰島…硫黄臭感じず(読売新聞 2003/8/28)
・一時帰島同行ルポ 復旧進み生活感徐々に(毎日新聞 2003/8/28)
☆速報:2003年8月20日に撮影した三宅島空撮写真を公開しました.(2003/8/21掲載→8/29改訂)
写真:8月20日の三宅島火山(雄山)の様子(東京消防庁ヘリコプターより東宮撮影)
空撮写真は下記のページを御覧下さい:
http://staff.aist.go.jp/a.tomiya/myk/photo030820/photo030820m.html (8/22写真追加)
[関連情報]
・朽ちた屋根、枯れた樹木 三宅島、ガスの被害深刻(共同通信 2003/8/21)
・泥流と立ち木枯れの山間部 三宅 全島避難から3年(京都新聞 2003/8/21)
(2つの記事内容は同じですが,京都新聞サイトは写真付きです.)
☆速報:8月18日大噴火から3年(2003/8/18掲載→8/22改訂)
全島的に「石」が降り注いだあの8月18日大噴火から3年がたちました.
あの噴火の危険性や恐怖感は,当時現地(三宅島)にいらっしゃった方以外にはあまり伝わっていないのではないかと思います.
当時の貴重な体験談には,例えば下記の書籍で触れることができます.
☆速報:三宅島2000年噴火から3年(2003/6/25掲載→6/27改訂)
三宅島2000年噴火を直前予知した気象庁の「臨時火山情報第1号」(平成12年6月26日19時30分発表)および「緊急火山情報第1号」(同日19時33分発表)が出されてから,6月26日で3年になりました.
最近は噴火も起こっておらず,火山活動は「全体としてゆっくりと低下」してきていますが,山頂火口からの「二酸化硫黄の放出量は依然として高い値を保持」しており,風下では引き続き「火山ガスに対する警戒が必要」な状況が続いています(三宅島火山観測情報 第348号より).このため,現在も約3400人の島民が島外避難を続けています.
[参考]
・「年内の帰島は不可能」…三宅村長(読売新聞 2003/6/25)
・ガス放出横ばい、帰島めど立たず=火山活動活発化から3年−三宅島(時事通信 2003/6/25)
・1日数千トン・千年噴出、三宅島の“先輩”火山ルポ(読売新聞 2003/6/27)
・三宅島の火山活動に関する記者会見資料 平成12年6月26日20:05−(気象庁・報道発表資料のページ)
・テレビ報道にみる三宅島2000年噴火危機−火山専門家・行政官・ジャーナリストの発言,そして住民の声−(群馬大学・早川由紀夫氏のページ)
・三宅島2000年噴火の推移
☆速報:カルデラ(陥没火口)で比較的規模の大きい崩落(2003/6/6掲載)
5月27日に警視庁・気象庁・産総研・千葉大によって行なわれたヘリコプターによる上空からの観察によると,三宅島雄山のカルデラ(陥没火口;直径約1.6km)で比較的規模の大きい崩落が最近起こっていたとのことです.
5月下旬(21〜27日のいつか)に起こったと考えられる崩落では,南西カルデラ壁が大きく崩れ,カルデラ縁が長さ100mほどに渡って約10m後退するとともに,カルデラ底にあった通称「黒池」の2/3が埋没したとのことです.三宅島のカルデラでは,今年3月頃からやや規模の大きい崩落が続いているようですが,その原因はよくわからないとのことです.
詳しくは,産総研・川辺氏による下記の報告ページをご覧下さい:
→ 2003年5月27日の三宅島(産総研・川辺氏のページ)
☆速報:5月16日に三宅島で震度1〜火山活動に直接影響するものではない(2003/5/16掲載)
5月16日朝,三宅島・阿古で震度1を記録する地震がありました.
ただし,三宅島の火山活動に直接影響するものではない,とのことです.
三宅島火山観測情報(毎日2回出されている)の第268号に,この地震に関する記述がありましたので,
該当部分を以下に示します:
「なお、本日(16日)07時23分ころ、三宅村阿古で震度1を観測する
地震が発生しましたが、この地震の震源は、三宅島の西方約10キロメート
ル、深さ約20キロメートルであり、三宅島の火山活動に直接影響するもで
はないと考えられます。」(http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/volcano/320-030516093154.03.html)
☆速報:三宅島に出されている「火山観測情報」の表現の変化について(2003/5/15掲載→5/22改訂)
三宅島に毎日2回出されている「火山観測情報」ですが,5月13日に噴火予知連の「統一見解」が発表された後,その表現にいくつかの変化が見られます.全体としては同様のこと(長期的に活動が低下傾向)を言っているのですが,具体的な表現を見ると次のように変わっています.
なお,実際の「火山観測情報」については,下記の気象庁のページをご覧下さい:
→ 三宅島に発表されている情報一覧(気象庁のページ)
☆速報:5月13日に火山噴火予知連絡会開催,三宅島の火山活動に関する「統一見解」発表(2003/5/13掲載)
定例の火山噴火予知連絡会(第95回)が5月13日に開かれ,「三宅島の火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解」などが発表されました.
この見解によれば,三宅島の活動については,
「三宅島の火山活動は、全体としてゆっくりと低下してきていますが、最近半年程度は低下の割合が緩慢になっています。」
「火山ガスの組成に顕著な変化は依然認められず、マグマ中のガス成分濃度や脱ガスの条件などに大きな変化はないと考えられます。」
「三宅島では、現在でも局所的に高い二酸化硫黄濃度が観測されることもありますので、風下に当たる地区では引き続き火山ガスに対する警戒が必要です。また、雨による泥流にも引き続き注意が必要です。」
などとされています.
→ 三宅島の火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解(気象庁のページ)
→ 2002年秋〜2003年春の火山ガス(SO2)放出量の様子(グラフ)
→ 三宅島の毒性火山ガス減らず、帰島に影響も(読売新聞 2003/5/10)
☆これ以前の速報(バックナンバー)
・2003年上期の速報
・2002年の速報
・2001年以前の速報