産業技術総合研究所
地質調査総合センター
本ページには,「浅間火山のページ」(asama.html)に掲載された「速報」のバックナンバーを置いてあります(2004年9月前半に掲載されたもの). これらの情報は,掲載時には“速報”でしたが,今となっては既に古情報になってしまったものがほとんどです. しかし,当時の記録として,ここにはそのまま残すことといたしました. 以上,ご了承下さいませ.
☆速報:噴火の頻度はまた低下,火山活動度レベル3は継続 (2004/9/27, 16:30掲載→16:50改訂)
23日19時44分の中規模な爆発的噴火の後,24日09時33分および25日18時36分に小さな噴火がありましたが,その後は27日15時現在まで噴火が観測されていません.
しかし,浅間山の火山活動は活発な状態が続いており,引き続き注意する必要があります.
浅間山の火山活動度レベルは依然として「3」(山頂火口で小〜中噴火が発生する可能性がある)です.
→ 浅間山 火山観測情報第55号(気象庁のページ)
→ 浅間山の「火山活動度レベル」とは?(気象庁のページ)
☆速報:9月23日19時44分頃,9月1日以来2度目の「中規模な爆発的噴火」が発生 (2004/9/24, 10:30掲載→15:20改訂)
9月23日19時44分頃,浅間山で「中規模な爆発的噴火」が発生しました.中規模な爆発的噴火の発生は,9月1日以来,今年2度目です(噴火の発生としては9月18日21時03分以来).
雲のため詳細は不明であるものの,空振の観測記録などから,噴火のタイプは9月1日と同様(爆発的;ブルカノ式噴火)と考えられます.この噴火により,山麓で火山レキが降ったほか(山頂から4km付近で直径3cm),長野原町などで降灰が確認されました.
その後,24日09時33分頃にもごく小さな噴火が発生しています.
浅間山の火山活動度レベルは依然として「3」(山頂火口で小〜中噴火が発生する可能性がある)です.
→ 浅間山 臨時火山情報第3号(気象庁のページ)
→ 浅間山 火山観測情報第47号(気象庁のページ)
→ 同じ“噴火”と言っても……「小噴火」と「中規模の爆発的噴火(中爆発)」
→ 「噴石(火山弾)」と「火山れき」の違いとは?
☆速報:噴火の頻度は低下,火山活動度レベル3は継続 (2004/9/19, 11:20掲載→9/21, 18:45改訂)
断続的に続いていた浅間山の噴火ですが,18日21時03分以降は21日15時現在まで発生していないとのことです.
しかし,浅間山の火山活動は活発な状態が続いていますので,引き続き今後の火山活動には十分注意する必要があります.
浅間山の火山活動度レベルは依然として「3」(山頂火口で小〜中噴火が発生する可能性がある)です.
→ 浅間山 火山観測情報第36号(気象庁のページ)
→ 浅間山 火山観測情報第41号(気象庁のページ)
→ 浅間山の「火山活動度レベル」とは?(気象庁のページ)
☆速報:浅間山山頂火口に「円形状の高温部」が観測される (2004/9/18, 22:00掲載→9/21, 11:40改訂)
9月16日早朝4時頃より引き続いた浅間山の連続的噴火活動は17日18時30分頃に収まり,その後は小噴火が時々発生する状態になっています.
そんな中,山頂火口の中に「円形状に直径約100mの高温部」があるのが,赤外熱映像装置によって観測されたとのことです.
山頂火口については,国土地理院の合成開口レーダ(SAR)によって,円形状に盛り上がるような地形も見つかっています.
これらより,マグマが火口底に上がってきたものと考えられています.
→ 浅間山 火山観測情報第35号(気象庁のページ)
→ 浅間山 火山観測情報第37号(気象庁のページ)
→ 浅間山合成開口レーダ画像(国土地理院のページ)
[以下のリンク2つは9/21追加]
→ 浅間山上空からの火口観測結果について [PDF形式:227KB](気象庁のページ)
→ 合成開口レーダー観測により浅間山火口底のマグマを確認 (国土地理院資料: 画像については国土地理院のホームページを参照してください)[PDF形式:119KB](気象庁のページ)
☆速報:9月14日から16日にかけての火山灰の分析結果 (2004/9/18, 22:00掲載)
9月14日から16日にかけての火山灰の分析が産総研地調によって行なわれつつあります.
光学顕微鏡による観察結果が下記ページに出ています.16日の夕方頃から,火山灰が「マグマ由来の物質」主体に変化したと見られます.
→ 9月14日から16日にかけての噴出物の実体鏡写真(産総研地調)
なお,電子顕微鏡 (EPMA) による分析も進められており,興味深い結果が得られつつありますが,結果の公表まではしばらくお待ち下さい.
☆速報:茨城県取手市でも極微量の降灰 (2004/9/17, 09:20掲載→9/18,20:15改訂)
9月16日に引き続いた浅間山の噴火活動により,私の住む茨城県取手市でも極微量の降灰を確認しました.写真を下記URLに示します.
http://staff.aist.go.jp/a.tomiya/asama/toride040917.jpg
試みに降灰量をラフに見積もると,およそ 〜1 g/m2程度(誤差は±1ケタはあります; 0.01〜1 mg/cm2 )でした.
(注意:降灰重量は測っていません.写真の画像解析から求めた粒子数密度(粒/面積)を元に,以下の仮定を設けて算出しました:粒子は1辺が平均20〜100μの立方体,密度は2g/cm3.よって誤差が非常に大きいです.なお,初期バージョンの計算にミスがありましたこと,お詫びいたします.)
☆速報:小噴火続き,広範囲で降灰を確認 (2004/9/16, 22:50掲載→9/17, 08:25改訂)
浅間山では引き続き小噴火がほぼ連続的に発生しており(17日00時25分現在),関東地方南部も含め広範囲で降灰が確認されているとのことです.
→ 浅間山 火山観測情報第30号(気象庁のページ)
→ 浅間山 火山観測情報第31号(気象庁のページ)
降灰が確認された場所(17日0時25分現在まで;火山観測情報第31号):
埼玉県 吉田町、都幾川村、飯能市、熊谷市、さいたま市、狭山市
東京都 府中市、青梅市、千代田区
神奈川県 相模原市
(都内で降灰が確認されたのは1982年4月26日の浅間山の噴火以来とのこと)
ちなみに,私の住む茨城県取手市でも極微量の降灰を確認しました(17日07時に確認).
☆速報:赤熱した噴石の飛散が確認される (2004/9/16, 20:10掲載→20:40改訂)
活発に小噴火を続ける浅間山ですが,夜になって火口縁付近に「赤熱した噴石」が間欠的に飛散するのが確認されたとのことです.
また,16日に“噴火に伴い発生した地震の回数”は,0〜19時の間に1054回を数えたとのことです.
→ 浅間山 火山観測情報第29号(気象庁のページ)
→ 赤熱した噴石の画像(同画像の詳細版;716KB)(「まえちゃんネット」のページ)
「北軽井沢ネットワーク」のカメラ画像をヨッシー氏が編集したもの.解説はまえちゃんネットの掲示板のNo.700-702付近にあります.)
☆速報:引き続き小噴火がほぼ連続的に発生 (2004/9/16, 16:30掲載)
浅間山では引き続き小噴火がほぼ連続的に発生中とのことです(16日16時現在).“噴火に伴い発生した地震の回数”は,16日の0〜15時の間に706回を数えたとのことです.
単純に考えれば706回の噴火があったということですが,もはや回数にはあまり意味はなく,ほぼ連続的であるということでしょう.
噴火に伴い,弱い降灰が続いており,弱い爆発音も断続的に聞こえるとのことです.
→ 浅間山 火山観測情報第28号(気象庁のページ)
☆速報:小噴火がほぼ連続的に発生 (2004/9/16, 11:35掲載)
浅間山では引き続き噴火が継続し,16日04時頃からは小噴火がほぼ連続的に発生しているとのことです(16日10時現在).
また,15日はごく小さな〜小さな噴火(有色噴煙の噴出)が断続的に発生しましたが,最終的に24時間で40回の噴火が観測されたとのことです.
→ 浅間山 火山観測情報第27号(気象庁のページ)
☆速報:断続的に小さな噴火(有色噴煙の噴出)が発生 (2004/9/15, 12:35掲載→20:25改訂)
9月15日は,ごく小さな〜小さな噴火(有色噴煙の噴出)が断続的に発生しました.17時までに18回の噴火が観測されたとのことです.いずれも,14日15時36分の噴火よりは小さいものでした.噴煙高度が最大だったのは11時58分の噴火のもので,火口縁上1500メートルまで上がっています.
→ 浅間山 火山観測情報第25号(気象庁のページ)
→ 浅間山 火山観測情報第26号(気象庁のページ)
→ 同じ“噴火”と言っても……「小噴火」と「中規模の爆発的噴火(中爆発)」
☆速報:9月15日未明にもごく小さな噴火(有色噴煙の噴出)が発生 (2004/9/15, 11:30掲載)
9月15日未明の01時05分頃と04時51分頃,ごく小さな噴火(有色噴煙の噴出)が発生したとのことです.
→ 浅間山 火山観測情報第24号(気象庁のページ)
☆速報:9月14日15時36分噴火により放出された火山灰が漂う様子をつくばより観察 (2004/9/14, 19:00掲載)
浅間山からの火山灰と思われるものが漂うのを,つくば(浅間山から直線距離で約150km)から観察することができました.9月14日17:51頃,産業技術総合研究所より撮影.
http://staff.aist.go.jp/a.tomiya/asama/040914.html
☆速報:9月14日,15時36分頃に小さな噴火(有色噴煙の噴出)が発生 (2004/9/14.16:30掲載→9/15, 11:30改訂)
噴煙の高さは火口縁上2500メートルに達したとのことです.
→ 浅間山 臨時火山情報第2号(気象庁のページ)
→ 浅間山 火山観測情報第22号(気象庁のページ)