土壌中の元素挙動

同研究グループの寺島滋氏と共同研究

<関東平野における沖積層土壌の化学組成に関する研究 >

(土壌地球化学図作成のための基礎的研究)

1.目的:

     土壌は身近にありながらその成因は意外によくわかっていない。これまでは岩石の風化とともに、植物起源の有機物が混合する過程で形成されたと考えられてきた。しかし、この成因はあくまで大陸の土壌の成因であり、日本における土壌成因はさらに複雑なものとなる。たとえば、河川などの氾濫によって砂や泥が供給されることもある。また、三宅島のような火山の噴火活動による火山灰の影響や、黄砂として中国大陸からやってくる微粒子の寄与も考えられる。関東ローム層のことを考えれば、噴火活動が土壌形成にいかに大きな影響を与えるか理解できる。また、黄砂は1回1回の活動ではわずかな寄与ではあるが、数万年以上の長い年月で考えてみれば、決して無視できない量になる。

2.研究内容:

     本研究では、主に土壌の化学分析を進めてゆきながら、

  1. 土壌の起源(火山灰や黄砂などの寄与はどの程度か?)を探る

  2. 土壌の地球化学的挙動を明らかにするためには、どのような元素に着目すればよいのか

  3. 土壌中の有害元素の挙動

  4. 河川堆積物を用いた地球化学図と土壌を用いた地球化学図の相違点

などを明らかにすることを目的としている。

 

<研究業績>

 

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